こんちわ!
元公務員、現在ホーチミン在住のMiraiです!
ぼくは趣味の一つに「読書」を挙げるほど、昔から本を読むのが好きです(現在ベトナム在住のため、紙の書籍ではなくKindle Userなのですが)
なので今日は、ぼくの読書遍歴について書いていこうと思います。
*ここでの「読書」とは ビジネス書や啓発本、小説やエッセイなどで、漫画については除いてあります
これまでの人生、いろいろな変遷があって現在のぼくがあるのですが、この現在のぼくを形成する一因として、いままでぼくが読んできた本が様々な形で寄与していると思います。
本が偉大な点は、なんと言っても本を読むことによって得られる「学び」だと思います。
世界で大いに活躍し、成果を出しているビジネスマンや政治家、スポーツ選手みなに共通していることの一つが
「読書好き」
であるということ。
いくつになってもみな勤勉であり、「学び」を止めないのです。
もちろん ”百聞は一見に如かず、百閒は一体験に如かず” という言葉があるように、
話を聞く(文字を読む) < その目で実際に見る < 自ら体験する
という順序で、学びの大きさ・深さは比例していくと思います。
しかし、全ての事象を ”自ら体験する” という行為によって学びを得られればいいですが、そうはいきません。
人生には時間という制約があり、その時間は有限だからです
そんな、時間制限がある人生の中で、なるべく世の中のなるべく多くのことを学ぼうとすると、効率の良い手段の一つとして
「読書」
が挙がってくるのです。
昔(中学生くらい)から本を読むのが好きだったとはいえ、”本を読む” という行為について、その ”意味” を考え始めたのは、確か大学生になってからだったと思います。
人生で最も自由な時間を有する大学時代に、このことについて考え、ぼくの読書好きはますます加速していったと思います。
もちろん社会人になれば当然仕事で時間を削られるわけですし、読書量としては全く誇れるものではないですが、これからこのブログにぼくの読書記録やおすすめ本について、少しずつ記事にしていけたらと思うので、その前置きとして、ぼくの読書感や読書遍歴を書いていこうと思います。
…と、少し前置きが長くなってしまいましたが、まずはぼくと本との出会いからお話しします。
ぼくが初めて「読書」として本を読んだのは中学1年生のころ
当時中学校の図書室に置いてあった
でした。
もちろんそれ以前にも、小学生の頃、朝のホームルームの前の読書タイム(10分間だったかな)や夏休みの読書感想文の課題図書などで本は読んでいたのですが、しっかり自分の意思で本を自発的に読んだのは、この本が最初だったと思います。
この1冊で読書界へのデビューを果たしたはずのぼくだったのですが、実はこのときは、特に読書にハマっていったりはしなかったのです。
物語としてもおもしろく(中学校の図書室にある本としてはぴったり)の内容もよく覚えているのですが、このときはまだぼくの中で
「図書室にある自発的に本を読んだ」
という事象に過ぎず、読書についてあまり魅力を感じていたわけではありませんでした。
もちろんこの本が面白くなかった訳ではないのですが、この頃は寧ろ ドラゴンボールや ONE PIECE、幽遊白書といった少年漫画に夢中でした笑
そんな中でも、中学校でも朝のホームルームの前に10分間程度の読書タイムがあったので(この時間は漫画禁止)少しずつ図書室の本を読んでいったのですが、そこまでぼく自身にインパクトを与えるほどの存在ではありませんでしたし、何よりぼく自身がガキだったため、その本一冊1冊に託された作者の想いや、その価値・魅力を感じるだけの能力がなかったのだと思います。
しかしそんな中、中学2年の夏に出会った一冊の本により、ぼくの読書好きのアイデンティティーが開花します。
この本というのが、
この本との出会いは、当時のクラスメートである女の子から
「Mirai は女心が分からんから、これで読んでちょっと勉強しい」
と言われて半ば強引にこの本を貸し付けられたことでした笑
当時のクラス内権力関係からいって、ぼくに拒否するといった選択肢は与えられなかったので(負の意味ではありません笑)、ぼくはこの本を受け取り、週明けに感想を添えてこの女の子に本を返却すべく、週末、自宅で読み始めました。
きっかけはどうあれ、本を読みはじめた私ですが、最初の1章が終わる頃には、ひと段落ごとに主人公の視点が入れ替わる作風(このとき初めてこの作風に出会いました)や、高校の陸上部という当時の自分に近しい世界での話ということなど、すっかりこの物語の魅力に取り憑かれていました
時間も忘れて読み耽り、これまで「読書は朝の10分間でするものであり、2~3週間かけて一冊読み終えるのがデフォルト」という自己常識の中で生きていたぼくでしたが、なんと一気に読み終えてしまいました
またあろうことか、気がつけば読み終えたその本を、そのままもう一度はじめから読むという愚行に出ていたのです笑
余談ですが、このときEXILEのアルバムを部屋で流しながら読んでいたので、”Carry On” などを聞くと、今でも自然にこの本のストーリーが頭の中に蘇ってきます笑
聴覚と記憶が密接な関係にある、という事象を人生で初めて体感することにもなりました
と、当時のぼくにとって、この「800」との出会いはそれほど革命的な出来事だったのです
これを機に読書(小説)へと目覚めたMirai少年
しかし福井県のド田舎には書店などあるはずもなく、ぼくが目にする本といえば専ら学校の図書室にある本&担任の先生が自宅から持ってきてくれた本だけ
それでも片っ端から小説コーナーにある本を借り、朝の10分間以外にも、休み時間がくるたび、昼休み、そして自宅にまで持ち帰り、読書に耽る日々が続きました
このころはかなり読んだなー
王道の「ぼくは勉強ができない/山田詠美」や「4TEEN/石田 衣良」から「落下する夕方/江國 香織」など…
おそらく当時の図書室にある小説は全て読んだんじゃないだろうか(って言っても知れとる数やけど笑)
、、、だがしかし!!
800で小説デビューした多感な中坊にとって、図書室の本はあまりにも正統派な本ばかりでした笑
MAX「パイロットフィッシュ/大崎 義生」とかかなー
(いや、今振り返れば、学校の図書室に並べられた本というのは、いかに先生方によって選考された本なのかというのがよく分かる)
そんな中、ぼくが新たに見出した活路は…
”この800を貸してくれた前記クラスメートの女の子の持っている本を、さらに借りていく” というもの笑
というのも、この子の部屋の本棚にある小説の量はなかなかのもの
しかもしっかりと中学生女子の目線で選ばれたものばかり!
入りこそ、数冊この子からの「課題図書(笑)」があったものの、Mirai少年の熱量はそれを軽々超えてしまい、自ら乞い、本を借りるようになりました笑
また、実はこの子の他にも、同じような女の子がクラスにいたため、ぼくはこの2人の自室の本棚に並ぶ数多くの小説達の中から、おすすめを聞いたり、時には ”ジャケ借り” をしたりと、まるで「個人図書館」のように利用していました笑
(しばらく本棚のラインナップが変わってないと ”新しいの入荷してないんー?” とか図々しくほざいてましたね笑)
この生活が高校卒業まで続いたかなー
中でも高2の時に読んだ
がかなり印象に残ってるかな(”鋼鉄のウール” が一番好きだったな)
もちろん、高校時代は部活もあったし、受験勉強もあったので読書に割ける時間は減っていきましたが、それでも定期的に個人図書館は利用していました笑
受験期には本を読む時間が本当になかったので、国語教科書や問題集、模試などの「現代文」や「小説」の問題を読むことで、自分の読書欲を満たしていました笑
…と、まあ分かるように、ぼくの読書デビューはクラスメートの女の子からの課題図書、そしてその後のメイン図書もその女の子達の持っている本
という訳で、ぼくの本の好みは、まるっきりこの子達の(当時の)本の趣味を写したものとなっていたのです
具体的に言えば
「小説」
それも
「恋愛小説」
これを読んできた事で女性の心が分かったとか、恋愛が上手くなったとか言われれば、答えは
…笑?
となりますが、小説、しかも「恋愛小説」というもののもつ魅力に、男ながら取り込まれていったのです
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