どうも!
元公務員、現在ホーチミン在住のMiraiです!
先日、ホーチミン市内からある工業団地へ日帰り出張へ行った際、タクシーを利用した(終日貸し切り)のですが、なんとこれが”神タクシー”でした。
ベトナム人離れしたそのサービスは、まさに驚きを超えてもはや感動
ベトナムをはじめ、日本(ま、あんまり乗ったことないけど笑)や他国のタクシーと比べても段違いのサービス
もう「タクシーに乗るなら一生このタクシーがいい」と思うぐらい
ぼくと一緒に出張へ行った同僚(相棒)も神タクシーのサービスに感動しっぱなし
人生で初めて、タクシーにチップというものを渡しました笑
(もちろん料金も正規でした←いや、寧ろ貸し切り割りがあったかな)
…と、いうことで、今回はこの神タクシーから提供された神サービスについて、ご紹介していきたいと思います!
まずは、このタクシーを利用することになった背景から共有しておくと、ぼくの所属する部署では、たびたびホーチミン近郊の工業団地(Bình Dương省、Đồng Nai省、Long Ân省など)へ日帰りの営業出張が発生するのですが、どの工業団地もホーチミン市内から片道1~2時間程度かかる&工業団地1つ1つが大きいことから、団地内でも頻繁に車移動が求められるため、事前に会社総務に連絡をし、貸し切りタクシーを予約しておくのです。
予約するタクシー会社は、企業によって異なる(提携しているタクシー会社)と思いますが、ぼくの会社の場合は「VINASUN TAXI」というベトナムでも古くからある大手の」タクシー会社です。
今回のぼくも、日帰り出張を控え、いつものように会社総務のベトナム人スタッフを介し、前日までに貸し切りタクシーを予約しました(ベトナム人のスタッフにお願いすることによって、メーターではなく、ローカル貸し切り価格で利用できます)。
そして遂に出張当日
この日1日を共にするもう一人の同僚の相棒と、朝、出発時間に会社前で待ち合わせ、予約した(神)タクシーへ乗りこみ、いざ出発!!
…と、眠い目を擦りながらタクシー後部座席へ乗りこみ、タクシーの運ちゃん(30代中盤くらいの兄ちゃん)に最初の目的地を確認
「1~2時間かかるし、着くまで一眠りするか」
と目を閉じかけたところ、シートバックポケットに何か入っているではないか
…ペットボトル入りの水だ
手頃な350mlサイズのペットボトルの水が2人分
「おお、マジか!」
「なんてサービス良いんだ」
と一瞬心を打たれたが、ここはベトナム、サービスと見せかけて有料のものをしれっと渡してきたりする
我に返り、騙されまいと疑いの目を持って
「…これってお金かかる?」
とタクシーの兄ちゃんにベトナム語で質問
すると
「いや、タダだよ」
と兄ちゃん
、、、マジか!!
このローカル価格、外国人価格というものが存在するこのベトナムという国において、こんなサービスを提供するタクシーがあるとは…
これまでタクシー(Grabなど出発前に価格が決まっているものは除く)といえば、セコいメータータクシーに当たると、目的地を告げてもしれっと遠回りして距離を稼がれたりした経験しかない
(もちろん問い詰めても、こっちの方が早いやら、この道は混んでるやら、なんだかんだ言い訳してくるのがベトナム人の常套手段だ)
あったとして、ベトナム後でしばらく喋ってて仲良くなり、タクシーの兄ちゃんが個人的に持ってるお菓子をもらうくらいだ
そんな中、タダだよとサラッと言い切ったこの兄ちゃん
そう、はじめからぼくらに渡す用に買ってきておいてくれたのだ
心意気からして素晴らしい
この神対応をすぐさま隣の相棒と情報共有
相棒も「まじすか!?そんなことあります!?」と驚く
朝イチからこの兄ちゃんの神タクシー・神サービスによって提供された水を飲みながら、相棒としばし雑談した後、2人してしばし眠りについた
少し余談になるが、年中気温が30度を超えるここホーチミンでは、小まめな水分補給が大事なのだ
そんな状況での水サービス…
もらった物の価格以上の嬉しさがあった
30分ほど寝ただろうか
工業団地の営業先に着く前に、メールを返たり、事務作業だけしておこうと、持参したノートパソコンをタクシーの後部座席で開く
しかし移動中のため、もちろんWifiなどない
こういう時は、携帯からデザリングしてパソコンをネットに繋ぐのだが、何せタクシーで移動中だ、なかなか携帯のデザリング電波を拾えない
その後なんとか接続はできたが、やはり電波が弱い
…と、そんな話を2人でしている(もちろん日本語)と、突然兄ちゃんがぼくに
「これ、使っていいよ」
と、車内Wifiのパスワードが書かれた紙を渡してきた
な、な、なんと、、、ここまでしてくれるのか!!
Welcome Water に引き続き、Wifiまで提供してくれる…
もうこの時点でぼくら2人の中では、すでにこの兄ちゃんは”神”
当然車内Wifiは通信が安定し、パソコンでの事務作業もサクサク進む
そんな快適な往路を経て、ぼくたちは工業団地に到着
朝からもらった親切を胸に、午前中は相棒と一緒に工業団地の営業先をまわる
もちろん企業へ営業に行っている最中は、表に車を停めて待ってくれている
(この兄ちゃん、トランクにパイプ椅子を常備してて、待っている間はこのパイプ椅子を取り出して座り、携帯をいじりながら待っていてくれる)
そして昼食
工業団地にあるローカル食堂で、この団地のとある企業に勤める相棒の友人と一緒にローカル飯を食う(こういうとこが安くて美味いんだよなー)
昼食後
普段別の工業団地へ日帰り出張へ行く時は、ローカルではなく日系のレストラン(あんま美味しくないのに、高いんだよなー)へ入り、店内のWifiを使って次のアポまでパソコンで仕事するのだが、この日はなんと言っても、神タクシーの車内Wifiがある
車へ戻り、車内でパソコンを取り出し、仕事をしようとしたその時!
ぼくはまたあることに気づく…
…そう、また350mlのペットボトルの水が2本、シートポケットに入れられているではないか!!!
もうこれには驚き、感謝を超えた感情があった
もはや感動と呼べるレベルだ
もちろんこれもサービス
至れり尽くせりの神タクシーである
この後、午後も工業団地の営業先をまわり、夕方会社へ戻る
この間も、安全運転はもちろんのこと、快適な往路移動をプロデュースしてくれる
精算時もローカル価格
ぼったくりなど微塵もない
冒頭でも少し書いたが、このときぼくは人生で初めてタクシー運転手に、自発的にチップというものを渡した
「チップとは、規定料金とは別に、サービスを受けたことに対して心づけとして相手に渡す現金を指す」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チップという言葉の本来の意味を心から感じた
この後も、渋滞していたため迂回したが、「遠回りした分だから」と言って、メーターより安い金額にて精算してくれたタクシーなど、優良タクシーには何度かあったことがあるが、この日のタクシーほどのサービスと感動をくれる ”神タクシー” には、まだ出会えていない…
もちろん、後日、ぼくと相棒が社内にて、この神タクシーのことを言いふらしたのは言うまでもない
ベトナムのサービスも、捨てたもんじゃないよ

では!
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