ぼくの読書遍歴 ②



どうも!



元刑事、現在ホーチミン在住のMiraiです




今回は前回の「ぼくの読書遍歴 ①」の続きです


(ホントは1記事にまとめるつもりだったのですが、ついつい長くなっちゃった笑)


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(ここから続き)




その後、広島の大学に進学し、ひとり暮らしを始めてからは、さすがに個人図書館は利用できなくなりましたが笑、お金のない大学生の強ーい味方、BOOK OFFや地方の古本屋さんがあったので、毎回100円そこらでジャケ買いしてきては、恋愛小説を読みまくっていました



ですが、やはり大学生ともなると、多少なりとは学問の本も読むようになります



また経済学部だったということもあり、周りの友人達におすすめされたビジネス書や啓発本なども読むようにな
っていきました



当時ちょうど「金持ち父さん貧乏父さん/ロバートキヨサキ」「夢をかなえるゾウ/水野 敬也」とかが出てきたころだったかなー



少しずつ読書の領域を広げながら、大学時代にもかなり本を読みました



ちょっとでもザックの荷物を減らしたい、というバックパッカーへ出るときですら、数冊持参していたと思います笑



年間100冊は軽く読んでいたんじゃないでしょうか(何せ時間があったので笑)




世間でよく言われる ”学校では教えてくれないお金の話” を教えてくれるのが、まさにビジネス書籍


この、ビジネス書籍というものの面白さに気づくことができたのも、大学時代のことだったと思います



…とは言っても、相変わらずぼくの読書ジャンルの中心は ”恋愛小説” でしたが笑





そして社会人(警察官)となり、状況は一変




警察学校へ入学してからというもの、自分の趣味の読書に費やせる時間はほとんどなく、学校の授業でつかう刑法や刑事訴訟法など、法律関連の本ばかりとなっていきました



警察学校を卒業しても、交番勤務がきつく、しばらくは本を読む気力もありませんでした



…というのは半分嘘で、6畳一間先輩と2人で寮生活をしていたため、身の回りの荷物を置くスペースを確保するので精一杯だったのです笑



そんな交番のお巡りさん生活も3年ほどで終了し、東京へと異動になってからは…




本当に読みまくりました笑




もちろん仕事はしていたのですが、 ”毎日定時・土日祝日完全休み・当直も呼び出しもなし” という現場の警察官とはかけ離れた環境へ置かれ、水を得た魚のように再び読書を開始しました。




このころも年間100冊を超えるペースで読んでいたと思います。



そして、やはり数多く読めば名作との出会いも多くなる




まずはこの本




「三日間の幸福/三秋縋」




三秋さんの作品はこの時初めて読んだのですが、ストーリーの面白さと三秋ワールドの奥深さにどんどん引き込まれていき、これも一気に読み切った覚えがあります笑



そしてなんと、三秋さんはぼくと同い年

こうして活躍してる同い年の人と出会うと、本当に刺激をもらえます


この後、三秋さんの他の作品を読み漁ったのは言うまでもありません




そして、今更ですが


「冷静と情熱のあいだ Rosso/江國香織」


「冷静と情熱のあいだ Blu/辻仁成」



江國さんや辻さんの作品は大好きで、これまで何冊も読んできたのですが、一体なぜこの本をこれまで読んでこなかったのか、自分を悔いました

小説界のビックネーム2人がコラボした不朽の名作




文章の美しさ、情景や心情の描写、そして2人が交互に執筆していったというストーリー展開…




どれをとっても最高でした



この作品が好きすぎて、DVDも借りて観たぐらい笑



これこそ「名作」という名に相応しい作品だと思います


*ちなみに、ぼくのおすすめはRossoを先に読むパターンです(←2人の執筆パターンと同じ)





また、東京時代によく行っていたのが


「BOOK AND BED TOKYO」


”図書館に泊まる” ということをテーマにした泊まれるブックカフェ




ここでお酒飲みながら本を読んで寝落ちするのが最高に幸せなんだよなー笑



雰囲気もお洒落だし、何よりここを利用する人は、スタッフさん含めみんな本が大好きな人



みなそれぞれ読書に耽っているので、お互いに話し合う、という訳ではありませんが、読書好きの人に囲まれた状態で本を読めるというもの、なかなか心地いいものです




ぼくは主に、池袋店や浅草店をよく利用させていただいてもらってました


(愛知に戻ってから、新宿店や福岡店も行きました笑)



ま、そんなこんなで本を年間100冊以上読む生活を約2年間続けました




警察官になってこんなに本を読める日々が来るとは思ってもいませんでした



…思えば、この東京にいた2年間でかなり世界観が広がったこと一因に、この「読書」というのがあると思います



おかげで東京から愛知に帰るときは、引っ越しの荷物(本)が多くて大変でしたが笑


(かなり厳選したんですけどねー、それでも笑)





東京での2年間でかなり読書が加速したのですが、愛知に戻って激務の刑事課に配属されたため、交番にいた時よりもさらに時間がなくなりました


それでもこつこつ読んでたなー




そんな時に出会ったのが、この2冊



「旅ガール、地球3周分のときめき/田島知華」

「翻訳できない世界の言葉/エラ・フランシス・サンダース」

出ました! ここに来て初の小説でもビジネス書でもない本笑



ぼくの中では、小説でもビジネス書でもない本と言えば、仕事関係の本か地球の歩き方ぐらい



これまでほとんどと言っていいほど触れたことがない分野の本でしたが、これまた偶然出会い、引き込まれていきました




1冊目は、とにかく自分の旅心を掻き立てられる




やはりぼくの原点が大学時代の留学とバックパッカーにあるということもあり、かなり刺激を受けました



トラベルフォトグラファーとして活躍されるたじはるさんの生き方もすごく格好いい




ぼくもアゲダの芸術祭に行ってみたくなりました




そして2冊目に関しては、完全にベトナム語を勉強した影響です笑




はじめて外国語と真剣に向き合い、勉強したことにより、日本語はもちろん様々な「言語」というものに対しての考えが深まりました


世界になぜこんなにも多くの言語があるのか



言語一つひとつがなぜこんなにも違うのか


なぜ1つの共通言語で統一されないか





それは、人種や土地が違えば、歴史も文化も、風土も習慣も、考え方や価値観も違うから



もちろんこれが全てではありませんが、そんな違いを表現するために、それぞれの言語が生まれたのでしょう



この本で紹介されている言葉にベトナム語の言葉がないのは少し残念でしたが笑、「言語の持つ文化性」というものを改めて感じました






そして現在のベトナム生活




さすがに紙の本はなかなか手に入りにくいことから専らKindleでの読書となっているので、ビジネス書が中心になってはいますが、刑事時代よりかなり時間に余裕もあるので、読書も捗っています笑




また、自分の今後のことも考える上で、最近は自らビジネス書籍を進んで求めている気もします





と、まあ長々と書いてしまいましたが、こうして改めて振り返ってみると、やはり最初に小説(恋愛小説)から読書に入ったことが、今でもぼくの読書感の一番大きな根っこの部分を形成していると再認識しました笑



もちろん今後、ぼくの読書感も変わっていくかもしれません



また、なかなかいくら読書好きといっても、読書感がぴったり合う人と出会うことはほとんどありません




でも、少し範囲が被るだけでも、なかなか嬉しいものです




ぼくも読書好きと名乗れるほど本を読んできた訳ではないのですが、世の中の読書好き(自分基準笑)の1人として、これからこのブログでも、時々ぼくの読書記録やレビュー、おすすめの本などを記事にしていければと思います




ビジネス書籍で得られる知識や考え方、ノウハウ…



小説で得られる心情や風景描写の言語化、他人の人生を奥深くまで感じることができる感性…



エッセイで得られる等身大性…




読書で得られることは、どれも尊く、そして貴重な学びだと思います




そしてやはり作家さん達は言葉のスペシャリストなので、文章が上手い




本を読むたび、その頁に綴られた言葉の美しさに感動させられます




なんて奥が深く、なんて学びの多い行為なんだろう…




まだまだこれからも、楽しく・感動し・心を揺さぶられながら、読書という「学び」を続けていこうと思います









それでは!

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