【女子高生社長、経営を学ぶ】女子高生で起業してんの!?スゲー!!

【女子高生社長、経営を学ぶ】女子高生で起業してんの!?スゲー!!

Xin chào!


元警察官、現在ベトナム在住のMirai です!!



さてさて、こちらぼくの読書記録シリーズです笑



以前の記事でも触れたように、警察官から転職してベトナムに来てから、圧倒的に自由に使える時間が増えたことにより、ぼくの読書好き遺伝子が再び活発になり始めました笑


…ということで、これからぼちぼち、ぼくの読んだ本の中からおすすめ本のレビューをしていければと思いますので、みなさん暇なときにお付き合いください

読んだキッカケ

今回ぼくが読んだのはこちら

女子高生社長、経営を学ぶ

椎木里佳・椎木隆太親娘の本書



この本との出会いは、会社の本棚


社長や経営陣が過去に読んだ本が並べられてるスペースにこの本がありました


ビジネスやマネジメント、ベンチャーに関する本から、ベトナムに関する本までジャンルはいろいろありますが、その中でも異彩を放っていたこの本



キャッチーなタイトルに一瞬にして心を奪われました


そして本棚から ”ジャケ買い” ならぬ「ジャケ借り」笑


自宅に持ち帰り、週末にカフェでソッコー読みました笑




いやー、おもしろかったー


というか、話がとてもわかりやすい


”経営” や ”起業” と聞くと、誰でも「えー、なんか難しそー…」なーんて思ってしまいがちですが、そんなネガティブ先入観は杞憂の杞憂の杞憂!笑


一見難しそうな起業や経営に関する言葉や概念も、とても簡単でわかりやすい言葉で説明してくれます



そしてかつ、起業・経営についての大事なポイントも教えてくれる



…それが ”娘である現役女子高校生起業家の椎木里佳さんが、父であり経営者でもある隆太さんへ、起業や経営について質問し、教えてもらう” というストーリーを通じて描かれているのです!

ハイライト

本の概要

概要としては、前述の通り、

”現役女子高生起業家である娘の里佳さんが、父であり経営者でもある父の隆太に質問し、起業や経営について学んでいく”

というストーリー


若くして実際に自分の会社を立ち上げて経営していこうと志す里佳さんが、既に何社も起業し・経営してきた父親の隆太さんに、質問を重ね、実際に起業・経営してきた過程を細かく紐解いてくれます


話は娘の里佳さんを中心に進んでいきますが、この話の舞台は、実際父娘の間で何気なしに行われていた「車の中でのミニ経営教室」の内容です



”将来自分で企業したい” ”自分の会社を経営したい” という考えがある人でも、もちろん最初は分からないことだらけだと思います
(…ま、ぼくも自身も何も分かってないですか笑)

そんな、起業や経営を志す人であれば、誰もが一度はつまづき、疑問に思うような事柄を、ひとつひとつとても易しい言葉と表現で解説してくれます

また、起業する上で大事なポイント、それぞれのオプションの長所や短所など、実際の経験を踏まえた上で2人で考察しながら話が進んでいくので、読み手として具体的なイメージが湧きやすい!


さらには、系譜に沿って、当時の父娘の実際の会話を思い返すような ”問答形式”で書かれているので、文章としてもとても読み進めやすいです


そしてこの本の最後にある ”付録~経営ノート~” と題した「よくある質問集」が、これまたさらに具体的かつ分かりやすく解説されてます
(ぼくも会社を作るときは、この付録を見ながら進めようと思います笑)

著者の紹介

この本の著者ですが


・椎木 里佳(しいき りか)

・椎木 隆太(しいき りゅうた)


の親娘


椎木里佳さんというのがこの本の表紙に載っている写真の女の子で、この本を書いた当時、まだ21歳の現役学生!


そして父の椎木隆太さんは、現役の企業経営者です


*以下本書の紹介ページより

椎木/里佳
株式会社AMF代表取締役。1997年生まれ。実業家。中学3年生(15歳)で株式会社AMFを創業。「女子高生社長」として知られ、都内の高校に通いながら、全国70名からなる女子中高生マーケティング集団「JCJK調査隊」の企画運営や、スマートフォン向けアプリ開発などの事業活動を展開。2015年、株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION、タグピク株式会社、株式会社MAKEYの顧問に就任。メディア露出多数。『女子高生社長、経営を学ぶ』(ダイヤモンド社)が初の著書

椎木/隆太
株式会社ディー・エル・イー代表取締役。1966年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。1991年4月ソニー株式会社入社。シンガポール、ベトナム駐在などを経て2001年退社。同年、有限会社パサニア(現株式会社ディー・エル・イー)創業。代表取締役就任。「秘密結社鷹の爪」「パンパカパンツ」などをヒットさせ、2014年3月東証マザーズに上場。2015年6月には「東京ガールズコレクション」を買収し、株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION設立。代表取締役就任

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おすすめポイント

椎木里佳さんのすごさ

この本のおすすめポイントですが、なんと言っても娘の里佳さんが ”現役女子高生である” というところ!

しかも初めて会社を立ち上げたのはなんと ”15歳!”


中学生です笑



…ホント、想像もつきません


ぼくが15歳のころなんて、一体なんしてたか…笑


部活して、友達と遊んで、ちょっとだけ受験勉強して…

休みの日にはパンツ一丁で国道沿いの橋から川に飛び込んで、びしょびしょのままスーパーへ入ってアイス食って、、、夜は道路のど真ん中で花火…なーんてことを無邪気にやってましたね笑



その会社で利益があるとかビジネスモデルがすごいとかどうのよりも、そんなころから会社を作るということに興味を持ち、自分で考え、そして実際に行動に移し実現させたということ自体が桁外れにすごい!!

最近になり、スマホが爆発的に普及し、インターネットが企業のものから個人のものへと形を変えてきたため、個人で起業する人が増え、学生起業する人もちらほら…という感じですが、里香さんの時代はワケが違います


15歳で起業した当時、時代は2012年

ようやく世の中が本格的にガラケーからスマホへと移行し出し、”3G” という概念が普及し始めたころです

今や日本で最も有名な起業家・実業家の代表格であるあの ”堀江貴文” さんですら、初めて会社を作ったのは大学生のころ
↑堀江さんの時代はまたさらに前になり、やってることも違うので、それはまたそれで違ったベクトルの凄さがあるんですが



そんな中、中学・高校時代から株式会社を立ち上げ、経営しているというのは本当にすごく、尊敬します


そして著書の中でも触れられていますが、”高校生で起業・会社経営している” ということ自体が、既にかなりのメリットがあるそう

理由を聞けば、確かに納得!



とはいえ、里佳さんも学生です

当然大人よりも分からないことが多く、クリアすべき課題も多い


ですが、その度、持ち前の好奇心の強さと素直さで、父である隆太さんにストレートかつ斬新な質問を投げかけ、一つずつ学んでいったからこそ、今の彼女という姿があるのでしょう



もちろん里佳さん自体が、もともとかなりポテンシャルを持った人なんだと思いますが、それについても全く驕らず・とても謙虚な姿勢で書かれているのが、すごく好感を持てます

この本を実際に書いたのは大学生のころだそうですが、それでも18~19歳とかなので十分すごい笑


「スーパースターになりたい!」とか「人生の答えは、ググっても出てこない」、「キャラ変」、「人生イージーモード」など、この時代のTeenager ならではの視点と表現で書かれているところも、すごくおもしろいです笑

椎木隆太さんのすごさ

そしてこの本のもう一つのすごさ


父である椎木隆太さんの教えのすごさです


もともと、大手企業の優秀社員であり、その実力を買われ、新規事業の立ち上げや海外拠点の責任者を任されるなど、華々しいキャリアを歩んできていたそう


そのキャリアをひっさげ、投資家と協力して合弁会社を設立

…しかし、個人と資産家の資金に関する価値観の違いから、ビジネスを軌道に乗せることができず、会社を解任されてしまう


そして暗黒時代を経験


その後、新たな観点から「鷹の爪」をヒットさせたり、「東京ガールズコレクション」を買収したりと実業家・経営者として大成したという経緯もあり、文字通り ”酸いも甘いも” 経験してきたからこそ言える言葉が数多く記されています


 
また、娘の里佳さんからの質問にも、”まだ若いんだから…” とか、”世の中のことを何も分かってないのに…” などとと流したりせず、「一つひとつの問いに、同じ目線で・正面から全力で答える」という姿勢にもとても魅力を感じます


そして、時には隆太さんも、里佳さんの質問や意見から固定化されつつある既存概念について疑問を持ち、考えさせられる機会となり、逆に学びを得る、という場面も印象的です


これはぼく自身の考えですが、「自分より年齢・役職・立場が下の人から学べなくなったら終わり」ということを再認識すると同時に、それが自然にできる人の ”凄さや魅力” というものを改めて感じました

 

考察

この本を読んでの学びは、以下まとめで触れるとして…


最近いろんなビジネス書を読んでいて感じるのが、”以前に比べぼく自身への吸収率が格段に上がった” ということです


経済学部出身ということもあり、経済についての基礎知識はあり、もちろんビジネス入門書のようなものも学生時代からそれなりに読んできたのですが、転職し民間に勤めはじめ、よりビジネスというものを具現化して理解できてきたことから、ビジネス書に書かれていることの ”本当の意味” みたいなものをが分かるようになってきました


今回紹介したこの本も、第1刷が2016年なので、よもや、”あー、もう少し早く・若いときに読みたかったなぁ” なんて思いがちなのですが、実際その ”早く・若い” 時期に、自分自身のその分野の書籍に対する「読書リテラシー」 が的なものがなければ、読んでいたところで本質を理解できないんじゃないかと思います



それが、今回この本を読んで、この記事で書いてきたようなことを感じ・考えることができたので、ぼくとしては、この本を読んだタイミングとしては、悪くなかったのでしょう笑




何かを学ぶにしても、知識を入れるにしても、それなりの土台とタイミングが求められる…


なかなか難しいすね笑

まとめ

…と、まあ話は少し逸れましたが、ぼく自身、起業や経営というものにとても興味があったので、この本を読んで、これらの興味がさらに深まりましたね

そして起業や経営について、とても身近な言葉に置き換えて理解することができたので、これらについてのハードルのが下がったと気がします



ビジネスの観点から言えば、隆太さんの失敗から学んだことや成功の鍵となる考え方、そして里佳さんの斬新な視点やアイデアがとても学びでした



そして何より自分より年下の ”女子高生が起業し、会社を経営している” という実話がかなり刺激的!



起業や経営に興味がある人はもちろん、そうでない人も、一人の社会人であるならきっと読んでおいても損はない本だと思います


ぜひ一度読んでみてください!



(こんな感じで気が向いたときにぼくのおすすめの本を紹介していければと思うので、長い目と広い心で見守ってやってください笑)








ではまた!




読了(カフェにて、アボガドスムージー/Sinh tố bơ を飲みながら笑)

読了(カフェにて、アボガドスムージー/Sinh tố bơ を飲みながら笑)

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