え…、ない…
いやいやいやいや、落ち着け落ち着け…
よーく思い出せー、どこに置いたんだ、、、
…
やっぱ、カギねぇー!
どうしよどうしよ鍵ねぇよ
だってあのキーケースには家の鍵と車の鍵と会社の鍵と、、、
上司になんて言お、あのキーケース高かったのにー、てかまず家入れんの?、
あーもー、どーしよどーしよ…
突然ですが、みなさんこんな経験ありませんか?笑
どうも!
元警察官、現在ベトナム在住のMirai です!
”財布”、”携帯” に並んで、失くしたくない物トップ3に名を連ねる ”鍵”
現代を生きる者にとっては、まさしくこれらが「三種の神器」でしょう笑
以前一度、この三種の神器の一つである携帯を失くして(盗まれて)いるぼく
スリやひったくりといった犯罪系にはかなりアンテナ張るようにし、自衛策をとってきました
…しかし今回、またしてもこの神器の一つを欠くこととなったのです笑
と、まあ回りくどい言い方をしましたが、要は鍵を失くしたのです笑
それもバイクの鍵・家の鍵・部屋の鍵・机の鍵、すべてまとめて笑
そして今回は、盗まれたとかでは全くなく、100%自己過失の遺失
ホント、やっちまいましたね笑
そして、鍵を失くしたとなれば、頼るところはただ一つ!
そう「アイ・カギ・ヤ・サン」です!(なんでカタカナ?笑)
ということで今回は、バイクの鍵はじめ鍵類一式を失くしたぼくが、これをリカバリーすべく、鍵屋いって合鍵作ってもらったことについて書いていきたいと思います!
Table of Contents
えっ!?鍵がないっ!!
ぼくが鍵を失くしたのは、とある週末土曜日
友人達と一緒に、ホーチミン第二の日本人街といわれる Phạn Viết Chánh にあるラーメン屋さんでラーメンを食べに行った時のこと
いつものように相棒のHonda Visionでラーメン屋に向かう
このラーメン屋さん、Hẻm(ヘム)という小道にあるため、特に駐輪場とかはなし
見ると、みんなヘムの入り口付近にバイクを並べて停めている
ここには*バイク守のおっちゃんはいなかったが、皆に従いぼくもVisionを停め、ラーメン屋に入る
*ベトナムには店の前に停めるバイクを見ていてくれるおっちゃんがいることが多い
イメージは友人コインパーキングのおっちゃんみたいな感じだが、バイクを停めるのはほとんどの場合が歩道となる、料金は無料~10,000VND(約45円)程度
ちなみにこの日のぼくの荷物は、ポケットに入れた財布と携帯、そして手に持ったバイクの鍵のみ
店内で合流したぼくらは、ラーメンを食べつつ(味は…苦笑)ワイワイ話しつつ、でお会計
…と、店を出るタイミングで、友人から先日貸していた上着を返却される(←貸したこと忘れてた笑)
*年にほんの数回だけ涼しさが訪れるホーチミンでは、ユニクロの薄手のパーカーが重宝する笑
ご丁寧にMAROUの紙袋に入れて返却を受ける
そして、店外で一旦解散したものの、まだ時間が早かったため、有志でもう一軒いくことに♪
近場へ行くということで、バイクはそのままヘムの入り口に停めておく
この辺りに勤めている友人の案内に従い、30mくらい離れたオープンカフェバーへ
ここで話が大いに盛り上がる
気づけば時間は深夜1時近く笑
…ということで解散!
…したのですが、、、
冒頭のやつです笑
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「え…、ない… 」
「いやいやいやいや、落ち着け落ち着け… 」
「よーく思い出せー、どこに置いたんだ、、、 」
…
================
そう、*バイクの鍵がないのです
*キーケースにバイクの鍵、家&部屋の鍵、机の鍵をまとめたやつ
とにかく一旦冷静になり、可能な限り記憶を辿る…
「確か、ラーメン屋で騒いでた時はあったよな」
(↑机の上に置いてた ”絵” が頭に残ってる)
「でも、カフェバーに来たときに持ってたのは、紙袋だけだった気がするぞ… 」
「ってことは紙袋の中に入れたか?」
と、紙袋から上着を出し、ひっくり返すも鍵はなし
「もしかしたら、バイクに差したままとか?」
ヘムの入り口に停めたバイクに戻ってみるも、やっぱりなし
1軒目のラーメン屋に忘れた可能性もあるが、ラーメン屋はもう閉まってる
最速でも確認できるのは明日の夜だ
ううう、、、
これはまずい
とはいえ、現時点では何も成す術がないので、ひとまずカフェバーの店員に「もし見つかったら教えて!」と、連絡先を伝えるしかできなかった
…で、問題は帰り
幸い家と部屋の鍵はなくても、大家さんに電話すればスペアで開けてもらえるだろうが、バイクをどうするか
自宅までは、バイクで走れば10分くらいだが、歩くと30分弱かかる
バイクをカフェバーに置かせてもらって(ハンドルロックはかけてなかった)Grabで帰ろうかとも思ったが、「どーせまた明日取りに来て、引いて帰らんなんよな…」と思い直し、「…なら、いま引いてくか」と泣く泣く決意
年中真夏のホーチミン
夜とはいえ、気温は30度近くある
そんな熱帯夜の夜を、汗だくになりながら30分、せこせこバイクを引いて帰りました…笑
状況の整理
熱帯夜の真夜中にバイクを引いて帰りながら、ひとまず状況を整理
まず、失くしたものとしては
① バイクのエンジンキー
② 家の鍵
➂ 部屋の鍵
④ 部屋の机の鍵
このうち、② 家の鍵&➂ 部屋の鍵 に関しては、大家さんに言えば開けてもらえるとされるので、ひとまず可
④ 部屋の机の鍵についても、スペアがあるので、これも可
…ということは、問題は① バイクの鍵
明日、鍵屋さんに言ってスペアを作ってもらうしかないか…
でもそんなにすぐできるのか?
と、待てよ
もしかしたら、バイクを停めたときに、ヘルメットを入れたとき、勢いでメットインに入れた可能性もあるな…
実は、1軒目のラーメン屋から2軒目のカフェバーに移動する前、一旦バイクのところへ行っていたのです
…ただ、ここで鍵を差してメットインを開けたかについては、よく覚えてない笑
でも可能性としては、まだ残ってる!
明日はまずバイク屋さんへ行って、メットインを開けてもらおう
という考えに至ります
一応、盗まれたセンも考えてみたが、キーケースとはいえ、誰のものかわからない鍵を単体で盗るとは考えにくいし、もしぼくのバイクの鍵(キーケースについた鍵のなかで、一番大きくて目立つ鍵)だと知ってたら、間違いなくバイクを盗っていくだろう
バイクに鍵を差しっぱなしにしてて盗まれた、というセンも、あえて鍵だけ持っていくとは考えにくいので、なし
そして、警察に届けたらもしかしたら誰かが届けてくれるかもしれない…、と一瞬考えたが、ここベトナムでは拾得物を警察に届けるなんて文化はないに等しいので、これも却下
結局、選択肢としては
1、バイク屋に行ってメットインを開けてもらう
2、鍵屋に行って、スペアを作ってもらう
の2つ
ま、最悪メットインになかったとして、バイクのスペアキーはあっても無駄にはならんし、他の鍵もお金払えば作ってもらえるだろう
ある程度の出費は致し方ないし、スペアができるまでどれくらいかかるか分からないが、なんとかはなりそうだ
一度、携帯電話という神器を盗まれているので、今回は割と冷静笑
…ただ、あのキーケースが、割と高かったんだよなー笑
ひとまず、家と部屋は大家さんに電話したら開けてくれました笑
メットインに託した希望
そして翌日
メットインに残された一縷の望み
床についたものの、気になって気になって全然眠れず…
と、いうことは全くなく笑、翌日の昼前にようやく起床笑
そしていざ、メットインの中を確認すべく、バイクの修理屋さんへ
大家さんに聞くと、どうやら自宅近くにあるらしく、教えてもらった場所へ
…が、それらし店は見当たらない
というか、メシ屋以外はみんな閉まってる笑
もしやと思い、路上カフェで寛いでる、いかも近所の人感を出してるおばちゃんに聞く
「あー、修理屋ならあそこだけど、日曜だし閉まってるよ。また明日にしな」
…そう、日曜日のベトナムは飲食・アパレル系、もしくはチェーン店以外はほとんどが店を閉めるのです
特に個人店であれば尚の事
そしてこの日はそんな日曜日
例によってバイク修理屋も休み
…さて、困った
生活してはいけるものの、バイクがないと何かと不便だ
そして何より、メットインの中が気になり過ぎる笑
なんとかいい方法はないものか…
と、思いついたのが、バイクのパンク修理屋に行ってみること
パンクを始めとするタイヤ系の修理専門と言えど、大きく括れば同じ ”バイク修理屋”
メットイン開ける技術くらいあるだろう、と考え、自宅近くの青空パンク修理屋さんへ(前回の店とは違う店です)
いつもの交差点に修理屋のおっちゃんを発見
日曜日でも営業してて素晴らしい!(基本、立てたパラソルの下で携帯いじりながらたばこ吸ってますが笑)
いかにもローカルっぽいこのおっちゃんに事の顛末を説明し、メットインを開けて欲しいと伝える
…が、
「いや、そんなんできねぇよ。ウチ、パンク修理だけだもん」
と
何という応用力のなさ笑
いっぱい工具持ってんだから、”ちょっとトライしてみてよ!お金は払うからさ” と粘るも、座席部分を少し確認しただけで、
「あー、これダメダメ。(座席)外さないとダメだもん」
と、全く相手にしてくれない
ローカルおっちゃんのモチベーションの低さに腹を立てつつ、どうしたもんかと考えていたところ、この修理屋へ、バイクに2人乗りした若いカップルが空気を入れにやって来る
このカップルがとても親切で、どうにも困った様子のぼくに話しかけ、何とかメットインの中を確認できるよう試みてくれる!
え?…どうやって?って
もちろん「力ずく!」で笑
「力ずく!」=力ずく&協力して座席とメットインスペースの間に隙間を作り、その間から覗いて&手を入れ、メットインの中身を確認するという原始的過ぎて逆に新しいという手法です笑
*役割分担表
・若い男性;座席部分の端を思いっきり引っ張り上げて隙間を作る
・ぼく;できたわずかな隙間から手を突っ込み、手探りでメットインの中身を確認
・若い女性;携帯電話のライトで照らしつつ、同じく隙間から中身を目視で確認
ぼくも最初は ”いやいや力ずくとか無理っしょ笑” なーんて思っていたのだが…
ところがどっこい、何と隙間を作ることができ(*壊してる訳ではありません笑)メットインの中を確認できたのです!
力ずくとはいえ隙間をつくることができ、メットインの中が見えたときはなぜか感動しましたね笑
てか、力ずくで中見えるんや笑
Honda のバイクも丈夫やな…笑
やればできるもんです笑
が!、結果は残念ながら、メットインの中に鍵(キーケース)らしきものは確認できず泣
(ぼくも目視で確認しましたが、やはり見当たらなかったです)
託していた一縷の望みが絶たれてしまいました…
とはいえ、たまたま居合わせた外国人のぼくをなんとか助けようとしてくれたこのカップルには感謝です
…と、結局メットインの希望がなくなった今、残された選択肢は
そう
「合鍵屋」
しかありません
冒頭のタイトルをつけていながら前半は導入部で終わってしまいましたが笑、続き(てか本題)は後半にて
ではまた!
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