これからの時代はベトナム株!?
【ベトナム証券口座の開き方・SSI 証券】

marketing businessman person hands

Chào các bạn!

どうも!

元警察官、現在ホーチミン在住のMirai です!


”日経平均が3万円代に!”、”米国株がキテる!”、”SP500一択でしょ!”、などなど…

なんだか世間では若干投資(資産運用)ブームとなってきている(?)今日このごろ

ベトナム生活も2年目に入り、少々余剰資金も出てきたことから(全然旅行いってないので笑)、せっかくベトナムにいる(帰れない笑)んだしベトナム株を買ってみよう笑、と思い立ち、ベトナムで現地の証券口座を開いてきました♪

今回はぼくが実際に使用している ”SSI 証券” の口座開設方法について書いていければと思います
*決しての回し者ではありません笑

ベトナムの株式市場

ベトナムといえば、ここ数年のめざましい経済発展に加え、昨年も全世界的にコロナの大打撃を受けていた中、ASEANで唯一GDPプラスの成長率を記録するなど、今最も注目されている新興国の一つですが、ベトナムの株式市場の歴史はまだ浅く、

ホーチミン証券取引所:2000年 創設
ハノイ証券取引所 :2005年 創設
UPCoM 店頭市場 :2009年 創設

となっており、最初にして最大規模の証券取引所であるホーチミン証券取引所でも創設されてからまだ20年あまりしか経っていません。

この3つの証券取引所に関しては、前述のとおりホーチミン証券取引所が最大規模で、ざっくり言うと

・ホーチミン証券取引所…東証一部
・ハノイ証券取引所   …東証二部

・UPCoM 店頭市場   …マザーズ

的な感じだと思ってもらえば大丈夫です笑


基本的な仕組みは日本やアメリカをはじめ、多くの諸外国と同じなのですが、”会社ごとに外国人保有株数に制限がある” ため、買いたくても買えない場合があるというのが注意点です苦笑

また、現在はWebや携帯アプリからのオンライン取引が可能になっていますが、まだまだ整備が行き届いておらず、稀に ”注文を打ってもシステム不具合で注文が入らない” なーんてこともあるそうです苦笑

”よし!いま利確だ!”、”ここで買いだ!” などと歩み値や板から判断したときに取引できないのは、けっこう致命傷ですよね…笑


よく、”新興国株はハイリスク・ハイリターンだ” と言われますが、経済成長率はもちろん、このようなそのそものシステムが未熟である点等含め、ベトナム株はホントその通りだと思います笑

ちなみに、売買単価(ロット)に関しては、以前はホーチミン証券取引所も米国株のように1株から売買可能でしたが、昨年の改正以降、日本株と同じ100株単位になってしまいました…

ベトナム株を買うには…

とはいえ、ベトナムの経済成長は本当に素晴らしく、各国の投資家からの注目を集めていますが、如何せん海外の証券口座からの取引がしにくい泣

日本でもSBI証券などはベトナムの個別銘柄やETFを買えるらしいのですが、もう手数料がべらぼうに高い笑

ただでさえハイリスク・ハイリターンなのに、さらに手数料まで割高?、んなもん買えるか−!とさじを投げたくなりますよね笑
正直ぼくも日本の証券口座からのベトナム株取引はあまり賢い選択とは言えないと思います


…で、どうするか

そう!ベトナム現地で、ベトナムの証券会社の口座を開くのです♪

以前はベトナムの短期滞在ビザでも証券口座が開けたらしいのですが、数年前から厳しくなり、現在はベトナムに住民票の登録(レジデンスカード保有)がないと開設できません(実際にベトナムに住んでいてもレジデンスカードがないとムリです)

いやー、ホントこれは海外在住者の特権ですね笑

そして、ベトナム現地口座を開くと手数料面がまるで違います!

日本の最安ネット証券と言われている楽天証券やSBI証券と比べても引けをとらないくらい!

ということで、ベトナム株を買うなら、基本的には ”ベトナム現地の証券口座から買う” の一択だと思います(でも個人的には、日本もベトナムも売買手数料無料となっているアメリカに追随してほしいですけどね笑)

SSI 証券を選んだ理由

ベトナムには割と多くの証券会社があります

日本人が口座を開くなら大体選べるものは決まっていますが、ぼくが参考にしたのは偉大な先輩が書かれたこの記事↓

会社の規模や信用性、取引手数料までシンプルにまとめられているのでとてもわかりやすいです!

で、結局ぼくはSSI 証券を選んだ訳なのですが、その理由としては以下の通りです

① ベトナムでシェア1位の最大手という信用性
② 取引手数料も悪くない
③ 日本語サポート有・アプリが日本語対応(大和証券が出資してる)

まず①についてはそのままですね
ただでさえハイリスクのベトナム株、証券口座に関してはできるだけ固いところを!と思ってました

②もそのままです
最安ではないですが、悪くもない、まあプラスでもマイナスでもないってとこです笑

で、③について

”え?Mirai ベトナム語できるんちゃうん?なら別に日本語サポートいらんやん”

と思われたかもしれませんが、そんなことはありません

未知の領域が計り知れないベトナム、しかもお金がリアルに動く株式市場という戦場において、”アプリが日本語対応” というUI が母語という点は代えがたいメリットです

実際ぼくは今、携帯の標準言語をベトナム語に設定していますが、初めて使うアプリなどは日本語でしばらく使ってからベトナム語に戻しています

いくらベトナム語ができると言っても、「日本語>ベトナム語」の図式そう簡単には変わりません笑
できればぼくも日本語というフィールドで戦いたいのです笑

会社概要

証券口座を開く

ここからは実際の口座開設手続に入ります

が、最初に言っておきます

別に難しくありません♪

手順は大きく分けてこの2ステップです!

① 証券会社に連絡・メールで口座開設申請
② BIDV銀行で証券用の口座開設

平日仕事をされている方でも、半休(もしくは数時間休)をとれば開設できてしまいます♪

書類の量は少し多いですが、手順はいたってシンプルなので警戒しなくて大丈夫です笑

証券会社に連絡・メールで口座開設申請

まずはステップ①!
SSI 証券の口座開設ページにアクセス!ホームページも堂々と日本語に切り替えてやりましょう笑

そして国籍を「海外」にすると、連絡先が表示されるので、最寄りのオフィスにTELかメールで連絡しましょう!(ベトナム人であればネットのみで口座開設できるのかな?)

ぼくはベトナム語でメールを打ちましたが、メールの場合は日本語・英語でもOKという情報もありました!(電話は何度かかけましたが繋がらず…)

メール送信から数日後…
SSI のベトナム人スタッフから日本語で返信がありました

おお!さすが日本語対応◯を謳っているだけあります笑I

ここで口座開設のために必要な個人情報等聞かれるので、埋めて返信すると、口座開設の申請書類がファイルで送られてきます(書類の数はけっこう多めです苦笑)

これを印刷し、指示通りに署名、そしてこれまた指示通りに郵送


はい、これでもう手続きの半分は終了です

この一連のやり取り、全て日本語でOKというのがすごいですよね!
…とは言いつつも、ぼくは相手の日本語メールに対してオールベトナム語で返信し続けたので、途中からは向こうも全てベトナム語のメールに変わったんですけど笑

BIDV銀行で証券用の口座開設

続いて残り半分ステップ②!

ここでは実際にBIDV銀行の窓口へいきます!


…ん?ちょっと待てよ

今、開設の手続きしてる証券口座はSSI だよな?
…で、BIDV銀行ってナニモノ??


ですよねー笑
こんな疑問を持って当然

実はベトナムの証券会社は自社で銀行業を行っておらず、提携している銀行に投資用口座を開いてもらい、そこと証券口座を紐付けることで口座の運用を行っているのです!

そしてSSI 証券の提携銀行がBIDV(Bank For Investment and Development of Vietnam/ベトナム投資開発銀行)というベトナム系バンクBIG4の一角を担う国営銀行なのです!

さすが国内トップのSSI、組むところもBigです笑


と、話は少し逸れましたが、いざBIDV銀行の窓口へ!

ここでも指示された支店(おそらく以下になると思います)、そして指示された持ち物を持っていきましょう♪

BIDV銀行Nam Kỳ Khởi Nghĩa 支店

BIDV銀行Nam Kỳ Khởi Nghĩa 支店
BIDV銀行Nam Kỳ Khởi Nghĩa 支店

警備員のおっちゃんに笑顔で会釈し、中へ笑

行内
行内

中はこんな感じ

入って右側突き当りにあるカウンターへ行きましょう!

ここでも若干塩めなおばちゃん
ここでも若干塩めなおばちゃん

ここにいるスタッフに、”SSI証券の人に言われてBIDVの投資用口座を開きに来た” 旨を伝えましょう!(ここは日本語通じないので、英語かベトナム語で笑)

すると書類を出せと言われるので、SSIから指示のあった書類&パスポート・レジデンスカードの原本を渡しましょう

あとはスタッフさんが口座開設手続をしてくれるので、名前が呼ばれるまでこのブログの他の記事でも読みながら待ちましょう笑


向かって正面の窓口(4番だっけ?笑)に呼ばれます

ここでの対応はnot 塩笑
ここでの対応はnot 塩笑

口座開設手続が完了した連絡と、証券口座への送金手続等の説明が口頭であります(ここでは普通口座と証券口座の2つ開設されており、口座番号が違うので気をつけましょう)

また、ここで ”BIDVのキャッシュカードを作るか” についても聞かれます(作成費は無料:毎月管理手数料150円ほどかかりますが、今後の利便性を考えぼくは作ってもらいました←後日受け取り)

はい、これでステップ2も終了です!

めでたく口座開設→取引開始

上記1・2のステップをもって、SSI証券側が紐付けの手続きを行ってくれるので、BIDVの窓口へ行った2~3週間後から実際に取引できるようになります!(けっこうかかりますがベトナムでは慣れたもんです笑)
*忘れたころに ”取引開始できるようになったよー” と、SSI からメールが来ます笑

証券口座に送金

やったー!口座開設完了だ!
これでベトナム株を買えるぞー

…となれば良いのですが笑、そう!株を買うには証券口座に送金しなくてはなりません

証券口座に送金する方法は2つ

① ベトナム国内の口座から送金
② ベトナム国外の口座から国際送金

とにかく入金に対して超厳しいベトナムの銀行

①ならばオンラインでポチ、ポチ、ポチで完了ですが、②の場合は少し複雑みたいです…

ぼくはベトナムで持っている余剰ドンで投資しようと思っていたので、メインバンクからネットバンキングでお金を動かしただけ♪(①ですね)

②を考えている方は、SSIから来る取引開始メールに国際送金の案内があるので、そちらを参照してください

あ、SSI とBIDVの証券口座は紐付いてるので、BIDVの証券口座に入金すればそのお金でベトナム株が買えますよ♪←この辺はBIDVのnot 塩のお姉さんが教えてくれました!

Webで取引

さて、では実際に買ってみましょう!

Webでの取引はSSI のページから口座番号でログイン、もしくは専用ソフトをDLすればいつでもオンラインで注文ができます♪

ログイン

・SSI PRO TRADING

アプリで取引

もちろん携帯アプリからも買えます!(ぼくはこっちがメインになってます)

・SSI モバイル取引


SSI 証券の良いところは、24時間いつでも注文(予約注文)できること!
担当が1人ついてくれ、何か分からないことがあればサポートが受けられること!
そして何よりアプリが日本語対応しているということ
*他の証券会社はどうか分かりません

正直このアプリもWebサイトもなかなかの使い辛さではありますが、マニュアル(ベトナム語)を見たり、時には担当者に問い合わせたりしながらぼちぼちやってます笑

あ、最悪メールでも取引注文できます笑

まとめ

さて、今回はベトナムの証券口座・SSI 証券の開設方法を書いてきましたが、いかがだったでしょうか

日本株や米国株に比べると、確実性のほとんどないベトナム株

値動き注文のリアルタイム性などを求めると、とてもじゃないけどやってられないので、個人的にはデイトレやスイングには向かないと思います

と、いうことで、ぼくは当面ガチホ一択作戦です笑


とはいうものの、銀行の定期金利が5.5~7.0%くらいあるベトナムで(コロナ前は+1~2%ありました)、それ以上の運用益を上げなければならないというハードルの高さはありますが、ここ最近ベトナム人の若者の間でも急速に普及している株式投資

ベトナムで稼いだお金くらいはベトナムの運命とともにあってもいいんじゃないかと思い、ある程度割り切ってます笑


口座を開いてはみたものの、まだまだベトナム株については初心者

取引や配当、株主総会などについては分からないことだらけなので、ぜひ偉大なる先輩方から学びつつ、ベトナム経済が大きく躍進することを願い、運用していこうと思ってます!

いつか、投資の神様となることを夢見て笑





ではまた!

ウォーレン・バフェット

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