実録!”警察学校の裏話”
【警察学校のリアル!③】

実録!”警察学校の裏話”【警察学校のリアル!③】

chào các bạn!

どうも

元警察官、現在ベトナム在住のMirai です!


ここのところ続けて書いてきた「警察学校のリアル!」シリーズ

これまでのよりももっと具体的に!そして切り込んだ情報を!笑、ということで、今回はぼくの警察学校での実体験をもとに、「警察学校の裏話」を書いていければと思います♪

一部ぼくの主観が混ざるとこともありますが笑、主に一般には公開されていない情報を書いていければと思いますので、ぜひ読んでみてください笑

警察学校は厳しいのか

いきなり核心から入ります笑

この ”警察学校は厳しいのか”について…

答えは ”Yesでもあり、Noでもある” です笑

どーゆーことだよっ!、ってなりますよね笑

順を追って解説してきます笑

Yes!厳しい一面

まず、警察学校在校生に関して言うと、この意見が大半だと思います

あとは体育会系の部活をやってこなかった人、とかもこの意見だと思います

なにせホント自由がない苦笑

入校して数週間〜1ヶ月くらいまでは、ホント文字通り ”一挙手一投足・一分一秒””管理・監視”されます苦笑

また、以前の記事でも書きましたが、ぼくが入校していた時は携帯も没収されましたし、売店や自販機も自由に使えない…

加えて授業時間はもちろん、課外時間もイベント目白押しだし、食事や風呂も急かされる…

気を抜くヒマが本当にないです苦笑

今でも覚えていますが、ぼくが入校した初日に ”はぁ…” と一息つけた時間は 消灯前の数秒だけ” でした笑(←この数秒間だけは監視の目もなく、あとは寝るだけだったので心の底から気を抜いて一息つくことができました笑)


…というように、警察学校の厳しさというのは総じて ”メンタル的なもの” なのです!

これは同じく職業訓練機関を有する消防士や自衛官の学校と比べてみても明らかで、消防士や自衛官の友人に話を聞くと、体力的な厳しさは警察学校の比ではありません笑

特に防大なんかはズバ抜けて厳しいです…(防大はメンタル的にもかなりキツそうでした苦笑)


体力的な厳しさはそこまでではないけど、自由がない、管理・監視されるといった”メンタル的な厳しさ” については、確かに警察学校は厳しいと思います

そんな警察学校へ、大学生という人生で一番自由な4年間を謳歌してきた若造が入るので、そのギャップが凄まじいのです笑(ぼくもそのクチです笑)

高卒・体育会系の厳しい部活をバリバリやってました!みたいな人の方がスムーズに馴染めるかもしれません


中には ”警察学校も体力的にキツかった” という人もいるかもしれませんが、上記の通り消防や自衛官に比べれば全然甘いので、文句を言うに足りません(あ、柔道の無差別級についてだけは意義を申し立てたい!…って言っても”現場で犯人と対峙する時は無差別級じゃ!” と言われるので言い返せないんですけどね苦笑)


なので、警察学校は ”メンタル的に厳しい” と思います

媛県警採用HPより引用
愛媛県警採用HPより引用

No!そんなに厳しくない一面

上記の通り、警察学校は体力的にはそんなに厳しくありません


ですが、それ以上に ”警察学校はそんなに厳しくない” 理由があります

それは、”警察官として現場に出た後の方が断然厳しいから!” です


現場での事件・事故は何の情もなく、そして待ってくれません

警察学校を卒業すると、各警察署の地域課へ配属され、交番で働くことになるのですが、事件捜査のための飯抜き・徹夜は当たり前ですし、時には、大雨の中で8時間以上1人で交通整理真冬に夜通し外で張り込み刃物を持った犯人と一対一で対峙、というようなことも多々あります…

そう、第一線の現場で勤務する警察官にとっては、警察学校は ”何の事件・事故も起きないし、3食食べれて夜も寝れる守られた場所 なのです


実際ぼくも、警察学校卒業時には ”やったー!シャバに出れるー!自由だー!” と思ってましたが笑、いざ現場に出てみると ”警察学校の方が全然ラクやった…泣” と、心から感じました


中には ”いや、警察学校の方がキツかった” という人もいますが、ぼくの感覚値ではこういう人の方が少なかったと思います


結局は ”その人次第” な部分も大きいと思うのですが、”警察学校在学中はその時が一番キツいと思うし、現場へ出てからは現場の方がキツいと思う” という意見が多いと思います笑


とはいえ、もう一度 ”警察学校(初任科)へ入れ!” って言われたら嫌ですけどね笑

警察学校の恋愛事情

はい、ガラッと話題を変えましょう笑


警察学校の恋愛事情についてですが、ぼくのいた頃と変わってなければ、警察学校内では原則恋愛禁止です

アイドルグループか!、とツッコミたくなりますが笑、警察学校サイドとしては ”警察学校で学ばなければならないことはとても多く、やることも多い。故に恋愛に時間を割いている場合ではない” という主張です

そもそも、恋愛と他のこと(仕事・学業など)を両立できる人もいると思うのですが、学校側としては、両立できない人もいるからとりあえず全面禁止!というスタンスです


この主張も分からなくもないのですが、今どきこんな決まりどうなの?とも思います


とはいえ、二十歳前後の男女が半年も共同生活をしていれば、恋愛感情の一つや二つ芽生えるのが自然ですよね

実際、警察学校卒業後に同期内・クラス内で付き合い始めた人達もいますし、中には結婚した人もいますしね笑(卒業後は同期内での恋愛OKとなります笑)


というより、そもそも ”恋愛って何?”、”付き合うって何?” って哲学的なところからの話になる気がするので、本人たちが認めず、どんなに一緒にいたりこっそり合ったりしてても「いや、恋愛感情はないです!仲のいい同期です!」と毅然と言い張れれば通る気もするのですが…
ま、その辺は問いただす教官も一流の”警察官”なので、難しいのかな笑


ちょっとまとまりのない感じで申し訳ないですが、”警察学校内では恋愛禁止” なるも ”恋愛関係かどうかは本人たち次第”
しかし”取調官(教官)もかなり手強い” ってな感じですかね笑

ちなみにこれは警察学校”内”での恋愛禁止、というだけなので、学校外の人と恋愛する分にはなんの制限もありません♪

金曜日のカレー

これは聞いたことがあるかもしれませんが、警察学校では金曜日の昼食はカレーです

海軍の ”海上でも曜日感覚をなくさないため” や ”長期航海における栄養豊富な食事” などの文化(諸説あります)を警察学校もまねているのです


ですが、ぼくが言いたいのは金曜日のカレーの意味だとか、警察学校のカレーは美味しいだとか、そんなことではありません!


警察学校では金曜日の昼食でカレーを食べると、一気にみんな”そわそわし始める” のです笑

なぜなら、あとはその日の午後の授業を終えれば、週末は家に帰れる=警察学校から出られるから!

警察学校初任科生にとって、週末の外泊(帰省)は一番の楽しみであり、みんな週末を目指して平日の訓練を耐えるのです笑

体感的には、サラリーマンとっての華金の数倍レベル!!


こんな感じなので、金曜午後の授業なんてほとんど上の空といった状態です笑

教官もこのことはよーく分かっているので、”どーせお前らアレだろ?もう心はここに在らずだろ笑” という感じで、金曜午後の授業は短め&流しめでやってくれることが多いです笑(中には金曜午後でも通常通り超厳しい授業をしてくるドS教官もいるのですが…)


もちろん入校して間もないころはそもそも週末も外泊できないのでこんな現象は起きないのですが、数ヶ月経ってくると、昼食のカレーを機に段々と流れる空気が変わってくるのです笑

警察学校名物”金曜日のカレー”
警察学校名物”金曜日のカレー”

警察学校の ”○○病”

警察学校では特殊な病気が流行ります!

もちろん時期によってはインフルエンザやノロウイルスも流行りますが、警察学校ならではの病気もあるのです!笑

日曜日に発症する”○○病”

まずは日曜日に発症する病気です

症状としては ”とにかく憂鬱で、時間が経つごとにさらに気分が沈んでいく” というもの

いわゆる「サザエさん症候群」ですね笑

病名については、各警察学校ごとに、所在する地名から取って ”〇〇病” と名付けられていることが多いです(ぼくの県警もそうでした笑)

ただ、サザエさん症候群と違うのは、”夕方を待たず、日曜の昼ころから発症する” という点!笑

人によっては日曜の朝、症状がひどい場合は土曜の夜から発症します笑

というのも、警察学校の外泊期間は金曜夕方〜日曜夜まで(21:00とか)なので、サザエさん症候群よりも症状の発現が早いのです!

この症状は本当に深刻で、日曜夜に学校の寮へ戻ってくる学生はみんな死んだような顔をしています笑

”そんなん大げさでしょー” と思ったアナタ!ぜひ警察官に聞いてみてください!
警察官の実に9割9分が、発症したことのある病気ということが分かると思います笑

女子に対する”○○病”

これは分かりやすいですね笑


近年少しずつ女性の採用拡大が進んできたとはいえ、まだまだ警察官の大半は男性です
警察学校も同様で、割合にしてざっくり85〜90%くらいは男性なので、1クラス30〜40名として、女性警察官は3〜4人といったところでしょうか

誤解しないで聞いてもらいたいのですが、警察学校入校中は、”可愛い女子” 認定のハードルがかなり下がります笑(こちらも学校の所在する地名をとって 病” と名付けられることが多いです)

女性警察官が可愛い・可愛くないだの以前の問題で、そもそも女性警察官の”母数”が少ないので、必然的に可愛い子の割合も減ります

そんな男にまみれた空間で半年も半軟禁生活を送っていれば、半ば本能的に自らの眼光を絶対評価から相対評価へと変えてしまう男性警察官も少なくありません


なので、”A組のBさんって可愛いよなー”、”えー、オレC組のDさん派” みたいな会話が男子の中で行われている確率はほぼ100%です!、実際ぼくの周りでもそうでしたし笑(もちろん、女性警察官の間でもその逆が行われていることは言うまでもありません)

いつになっても・どこの世界でも ”可愛い女子ランキング/格好いい男子ランキング” というものは存在するものなので、警察学校も例外ではありません!(いや、寧ろこれくらいが二十歳前後の健全な男女のあるべき姿でしょう笑)


ただし!
上記の通り、全体の母数という理由から”可愛い女子”認定相対評価でするようになることで、認定のハードルが下がるです!

どうしても色眼鏡でみてしまう笑
どうしても色眼鏡でみてしまう笑

まとめ

今回は”裏話”ということで、実際のエピソード中心に書いてみましたが、いかがだったでしょうか!

公開されている情報はやはり限られていますが、この記事で ”よりリアルな警察学校事情” を知ってもらえたと思います!

本当はもっともっとあるのですが、ひとまず今回はこれくらいに笑




ではまた!

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