chào các anh chị em!
どうも
元警察官、現在ホーチミン在住のMirai です!
約1ヶ月に渡ってお送りしてきた「警察学校のリアル!」シリーズも今回でラスト!
という訳で、最終回の今回は”警察学校入校前に知っておきたいこと” をQ&A形式で答えてこうと思います♪
入校を控える未来の警察官はもちろんですが、警察官に興味がある人もぜひ参考にしてください

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Q:入校前に何をしておいたらいい?
A:一般人として、最後まで遊び尽くすべし!笑
”警察学校って厳しいいって聞くし、筋トレとか勉強とかしといた方がいいの?”
という質問を受けることがありますが、ぼくは勉強やトレーニング等の準備は要らないと思います
よほど体力に自信がないのであれば少しは走っておいた方がいいかもしれませんが、警察官になろうなんて思う人は学生時代それなりに部活をやってきた人がほとんどだと思うので、基本的には不要です♪
勉強も警察学校へ入ってからやれば十分!
強いて言えば ”散髪” くらいですかね(入校時短くないと強制的に切りに行かされます笑)
そんなことより、一般人という身分の ”今” をしっかり楽しみましょう!
警察学校は入校したが最後、半年間(高卒は10ヶ月)俗世からかけ離れた生活を送ることになるので、少しでも思い残すことがないように、しっかり遊んでおきましょう笑
大卒で民間企業へ就職すると、入社してしばらくすると新歓があり、また最初の1ヶ月くらいの新入社員研修を終えると、同期と一緒に”研修お疲れさま−!” なんて打ち上げをしたりするモンです
…が、警察学校はそんなお楽しみイベント、 1ミリたりともありません笑(卒業前にはちょっとだけありますが)
入校して1ヶ月くらいしてようやく週末の外出泊許可が出るくらいです苦笑
なので、”入校前から警察学校での生活に備えるなんてもったいない!” というのがぼくの意見です笑(実際ぼくも入校前日の夜まで、飲み会や旅行など本当に遊びまくってましたし笑)
”入校前は最後までしっかり遊ぼう!そして入校後、精一杯がんばりましょう笑”
Q:持っていった方がいい物はある?
A:「書きやすいボールペン(同じものを複数)、同じ印影の印鑑(複数)&印鑑ホルダー、ハンカチ」を持参すべし!
・書きやすいボールペン(同じものを複数)
警察学校ではボールペンで書類を書く機会が山ほどあるので、書きやすいボールペンは必須!
加えて、一つの書類は最初から最後まで同じボールペンで書かなければならないので(これが意外とやっかい)、同じ種類のボールペンが何本かあると便利です♪
ぼくのおすすめは「ジェットストリーム 0.5mm」
間違いなく警察官の使うボールペンシェアNo.1です笑
ジェットストリームの黒を5本、3色ボールペンを1本くらい持参すれば、間違いなく警察学校での生活がスムーズに進みます♪
ちょっと多いと思うかもしれませんが、警察学校卒業後もこれまで以上に使う機会があるので、買っておいて損はないです
・同じ印影の印鑑(複数)&印鑑ホルダー
同じく、警察学校では印鑑を押す機会がくさるほどあります笑
しかも基本的には全て同じ印影でなければならないという縛り付き笑
なので、同じ印影の印鑑が複数あるとたーいへん便利です♪
ぜひ100均で同じ印影の印鑑を3〜5本ほど揃えていきましょう(これも同じく卒業後も使うので買っておいて損はないです)
また警察では、毎回必ずシャチハタでない印鑑を押さなければならないので、いちいち朱肉につけるのは面倒くさいです
なのでぜひ印鑑ホルダーを買っておきましょう
ぼくのおすすめは「uniのはん蔵」
ぼくは警察学校卒業後に初めて買いましたが、警察学校時代から買っておけばよかったなー、と思います
刑事などの専務に入るとまた事情が変わってきますが、警察学校&最初の交番勤務では100均の印鑑で十分なので、ぜひ買っておきましょう
・ハンカチ
意外と軽視しがちなのがこのハンカチ
おそらく”入校の手引” みたいな県警からの案内資料の持ち物欄にも「ハンカチ」は記載があると思うのですが、”ハンカチ=遠足の持ち物” のように見えてしまい、ついつい油断してしまいます…
というのも、警察学校ではハンカチは24時間・常に持参していなければいけないアイテムなので、随時チェックがあり、持っていなければ怒鳴られるのです泣
ぼくは完全に油断しており、2枚くらいしか持っていかなかったので困りましたねー
もちろん売店に売っているのですが、入校後はそんなものすぐに売り切れてしまいます…
かといって持っていなければ怒られるので、薄手のタオルをハサミで切って ”これはハンカチです!” と言わんばかりの態度で使ってましたね笑(←外出許可が出てからちゃんと買いに行きましたよ)
”社会人なら常識でしょ!” という良識ある方は問題ないのですが、学生気分の抜けきらない大学新卒生は要注意!
しっかり5枚は持っていきましょう
Q:未経験だけど、柔道・剣道どっちを選ぶべき?
A:未経験者は「剣道」を選択すべし!
警察学校では ”術科” として「剣道」もしくは「柔道」が必修です
おそらく”入校前アンケート” みたいなので「柔道か剣道どちらを選択しますか?」といういう希望調査があると思うのですが、”学生時代に柔道をやっててもう黒帯持ってます!” みたいな人以外はぜひ剣道選択をおすすめします
というのも、柔道の方が授業もキツく、検定も無差別級、そして怪我のリスクも格段に高いからです
剣道の授業がキツくないと言っている訳ではないのですが(足の裏の皮がめくれて痛そうでした)、柔道は生死に関わります…
柔道の練習中に怪我をして松葉杖で卒業した同期も1人や2人ではないですし、柔道検定(試合)の日にはかなりの確率で救急車が来ることになります…
ここで気をつけなければならないのが、かかる費用としては柔道選択の方がかなり安いという点
柔道選択だと道着代1万5000円くらいですが、剣道選択だと防具一式揃えるのに7〜8万はかかります…
入校アンケートに記入するのはお金のない大学生時代なので、ついつい費用の安い方を選んでしまいがちですが笑、費用だけで選ぶと痛い目をみることになるでしょう…
ぼくもラグビーをやっていたということもあり、意気揚々と柔道を選択したのですが、授業を受ける度、後悔の念が募っていきましたね…泣
経験者でもない限り、身長が10cm以上高く、体重も30kg以上重い相手に勝つのは至難の業です…
ぼくが警察学校で一番苦労したことが何かと聞かれれば、間違いなく”柔道(検定)”と答えるでしょう苦笑
”身長180cm、体重100kgあります!”みたいな人は未経験でも柔道でいいかもしれませんが、体格が秀でて大きい人でない限りは剣道選択を”心より”おすすめします!

*入校人数が少ない県警は全員強制的に柔道となる、大阪府警は柔道・剣道両方とも初段を取らなければならない、そうなのでそういう場合は諦めてください笑
Q:”警察体操”ってなに?
A:ラジオ体操の警察官verだが、油断すべからず!
「警察学校の1日のスケジュール」の記事でも少し触れた”警察体操”
端的に言えば ”ラジオ体操の警察官ver” です!
…が、油断してはなりません!
警察学校の体育の授業で最初にやるのがこの警察体操なのですが、肘の伸び・顔の向き・次への予備動作など、めちゃめちゃ厳しくみられます笑
体育のテストはもちろんですが、警察体操は朝の点呼で毎日やるので、キビキビしていなかったり気合が入っていなかったりすると(←100%教官の主観です)、クラスにペナルティが発生します泣
卒業後も、警察署の朝礼で元気な警察体操を見せることが新人警察官の仕事の一つとなるので、学校では見栄えの良い体操の仕方をしっかり覚えましょう笑
…と、こんなこと書いてたら懐かしくなって調べちゃいました笑
数年ぶりにやってみましたが、やっぱ覚えてるもんですね笑
*石川県警は警察体操をやらないそうです
Q:警察学校での”成績”って大事なの?
A:警察学校での成績は ”出世スピード” に関わる!
警察学校では、筆記試験、術科などの各種検定、委員会活動、生活態度などを総合した ”成績” が出ます!
なんだかんだ警察学校って ”キツい” ので笑、その「キツい期間をどう過ごしてきたか」がその後の警察人生でも見られます
具体的には、警察学校卒業時の総合成績で ”上位10%の枠” と ”上位3%の枠” があって、それに入ると卒業式で表彰されるのですが、この表彰歴が警察履歴書みたいなのに記載されます
出世を決める昇任試験では、この警察履歴書が評価の対象になるのですが、学校の成績は大きな加点要素となるため”出世スピード” にも響いてきます
なので、早く出世したい!という人は警察学校でもぜひ頑張ってください
というより、学校の成績が良くてマイナスなことはないので、できるだけがんばった方がいいと思います♪
最後に〜警察学校での成長と学び〜
「警察学校のリアル」ということで、裏話含めこれまでいろいろと書いてきましたが、総じて警察学校の ”厳しいく辛い面” が多くなってしまった気がします…
まあ実際のところ事実なのでしょうがないのですが笑、その ”厳しさ”、”辛さ” を歯を食いしばり、仲間と助け合いながら乗り超えた先に「成長と学び」があるのも本当です
ぼくが柔道検定で初段をとれたのも、間違いなく熱心にいろんな技やコツを教えてくれ、課外時間も練習に付き合ってくれた柔道経験者の同期のおかげですし、怒鳴り、小突き、時には突き飛ばしながらも熱意ある指導で心の奥底に語りかけてくれた教官のおかげで、警察学校で一皮むけることができました…
これらの「成長・学び」は、警察学校での厳しい経験なしでは決して得ることができなかったと自信を持って言えます
何かあればすぐパワハラだなんだと騒がれるこのご時世ですが、国を守る警察官として、そして一人の人間として成長させてくれる警察学校での経験は、人生において大きな価値があると思います
ではまた!

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