ホーチミンのローカル歯医者へ行ってみた


どーも!


元警察官、現在ホーチミン在住のMiraiです!



突然ですが…




「…え!?、、、は、歯、、、い、痛いかも 汗」


「も、もしかして…む、虫歯?…」


「虫歯やったら歯医者いかんなんし、、、何回か通わんなんよなぁ、、、」


「嫌やなー、、、」


なーんて経験、ないでしょうか笑




実は先日、この突如この感じに襲われたのです笑



「もしかしたら気のせいかもー」くらいの、ホントに軽ーい痛みでしたが、なんとなく右下側の歯に違和感を覚えたのです




そして鏡で口の中を見てみると、案の定、違和感らしきものを感じた場所付近の歯の一部が、少し茶ばんでいるのです



「…い、いやいや、これ磨き残しっしょ」


「と、とりあえず歯みーがこっと」


と、自らの怠惰による事象との希望を捨てず、該当箇所付近を特に重点的に磨く





…が、しかし



そんな想いも虚しく、茶ばみは全くとれていないのです…


「…あー、、、虫歯や、、、」


「歯医者行かんなんやんー、超めんどー」



一旦現実を受け入れる




歯医者に行かねばならない




…だが、ここで問題が一つ




…そう、ここはベトナムなのだ




日本にいれば、3割負担となるが、平日の仕事終わりや土曜に予約入れて、何回か通えばすぐ治る


知らない土地でも、ネットで口コミなど調べれば、良さげな歯医者なんてすぐに見つかる時代だ




しかしここはベトナム


そして悔しいことに、多くの場合、ベトナムの民間健康保険では、歯科は会社の健康保険の適用範囲外なのだ



ぼくの場合も同じで、会社が入ってくれている健康保険(バオべト東京マリン)も、歯科は適用外



内科や皮膚科、整形外科などの一般医療は、提携のインターナショナルクリニックへ行けばキャッシュレス(0割負担!)で医療が受けられるのだが、歯科は全て実費(10割負担)となる



これはきつい



何せ、ベトナムローカル系以外の日系やインターナショナルクリニックは、バカみたいに高いのだ



ぼくも既に、保険の力を借りてシンガポール系のクリニックに何度かお世話になっているが、簡単な診察と何種類かの薬をもらうだけで1万5000~2万とかである


保険がなければ受診をためらうことは間違いない




…とまあこんな感じなので、10割負担の歯科には若干躊躇してしまう



だが、やはり医療は信頼のおけるところで受けたいというのが人間である



何といっても、歯は一生ものなのだ



ひとまず、評判の良さげな日系の歯医者を、Google先生や職場の同僚、取引先のお客さん(笑)とかに聞いてみる

(こういう情報は、やはり日本人ベースで得たい)



院としては、日本人常駐とか英語や日本語OKとか、いくつか見つかるが、お会計がめちゃ高い(ベトナムの歯科は「虫歯治療1本~VND」ってな感じで、料金を事前に公開しているところも多いのだ)


そういったところは、虫歯治療だけでも5 triệuとか 6 triệu とか(2万4,000~2万9,000円くらい)



「いやいや無理っしょ」


「虫歯1本で2~3万とかあり得んし笑」


「会社からいっぱい金もらっとる駐在員ばっかじゃないんやぞ!ナメんな!!」←偏見笑





ぼくの脳内で、再ミーティングが始まる…



「いや、こんくらい歯医者行かんでも大丈夫かな、まだそんな痛ないし…」


「もしかしたら虫歯じゃないかもしれんしな…」


「…や、でも明らかに茶色いしな、、、汗」




「…あー、、、行くか、、、」



と、結局一生ものの我が歯には変えられず、歯医者へいくことを決意




しかし、日系やインターはいくらなんでも高すぎる



ここは一つ、ベトナム語ができるという長所を活かし、10割負担でも比較的安価なローカル歯科に行こう



しかしここで最も重要なのは医療レベル


ベトナムローカルのクリニック、確かに安いが、レベルもそれなりなのだ


ローカルではありつつも、ある程度のレベルという評判を誇る歯医者を探すべく、再び Google先生や同僚、そしてお客さん(笑)に質問を変え、情報収集



すると、いくつか何となく良さげな歯医者が見つかった



その中でも、割と評判が良く、自宅からも近いある歯科へいくことに



その歯科とは




「ラブリーデンタルクリニック/Nhà Khóa Lovely」



口内チェックの後、治療の料金を提示され、その料金で治療するか事前に確認してもらえるという口コミもあったため、ここに決定



こうなったら早い



早速HPからZalo(ベトナム版LINEみたいなアプリ)へ飛び、翌日の仕事終わりの時間に予約♪







翌日、仕事終わりにBikeでGo!!




院名もしっかり表示されていて分かりやすい



さて、受付をして、いざ診察へ、、、




…と、、、え?…受付女の子の様子がおかしい、、、




ん?…予約が、、、ないの?



いやいやそんなはずは、、、



昨日ちゃんとZalo 経由で予約したよ」



と言っても、”病院のアカウントにメッセージが残ってない” と画面を見せられる



まぁいい


予約がなくても、ここは夜20時までやってるはずだ




…と、え?、今日は17時で終わり?(この時17:20くらい)



いやいやなんでやねん



~さて、ここからは対話形式で~


Mirai;いつもは何時までやってんの?

(以下M)


受付の女の子 Lễ Tan;いつもは20時までやってるけど、

(以下L)       
           

           今日は17時で終わったんだ

          

           だから今日はもう診察できないの、また明日来て



M心の声;いやいやなめんな、そんな訳あるか

      

     ぜってー今日は予約ないから、とか言って早く帰ろうとしとるだけやろ



しかしここからがベトナム語話者の真骨頂



ベトナム人の勝手な理由付けには、簡単に屈しない笑



M;えー、それはないよー

   

  ちゃんと予約したのにー

  

  明日は予定あるし来れんってー



病院側は看護師さんY Tá(以下Y)も参戦



Y;いやいや、でももう終わったから

  

  また別の日来て



M;いやいや、ダメダメ

   

  だって昨日ちゃんと予約したもん

  

  今日だって17時に終わるなんて聞いてないしー



Y、L;(困る2人)



ここで少し年配のスタッフさんStaff(S)登場



S;なになに?どうしたの?



Y;あ、実は…(状況を説明)



S;うーん、、、あなた、今日は診察できたの?どこか悪いの?



M;あ、なんか歯が少し痛い気がして


    虫歯かと思ってですね



S;そうなの…


   ま、いいじゃない、診てあげなさいよ



Y;…うーん、仕方ないわね


   この問診表書いて



と、問診表を渡し、奥にある処置室(診察室)の電気を点ける



M;え、診てくれるの!


    ありがとう

 (やった!!粘り勝ち笑)




問診表をさっと記入し(そういえば身分証も見せてないな笑)、室内用スリッパに履き替え、早速奥の処置室へ




処置室には歯医者さんによくあるあのリクライニングチェアが1脚のみ



M;(…おお、1脚しかないんだ、、、の割にはスタッフいっぱいたな)←他にも2~3人いた


もしかしたら、2階とかにも処置室があるのかもしれません

(後で調べましたが、2階にもあるようです)



でもとりあえず、部屋は割と綺麗


チェアもちゃんとしてる


うんうん、これは安心できそうだ



そして早速診察



処置室には30代くらい(…にしては髪の毛少ない←すいません)の男性の先生(Bắc Sĩ) とさっきの看護師さんY



一通り、”Anh ベトナム語上手いねー! どこで勉強したのー? こっちにどれくらいいるのー?” 的な、初対面のベトナム人と交わすお決まりの会話を済ませつつチェアに寝転がり、先生に向けて口を開く(このへんは日本と一緒だね)


先生がぼくの口内を診る


いの一番に、気になっている右下側の歯をチェック、、、



高まる緊張



実はもうこの時点で、自分は虫歯だろうとほぼほぼ覚悟は決めていたので、あとは「いくらくらいかかるか」に思考を費やしていたぼく笑


該当箇所付近を一通り診て、先生から発せられた言葉は…




B;うん、これだね、原因は



…と、先生が指したのは、右下奥の親知らず



M;…あ、はい


    でも、親知らずは何年も前からあるんです



まずは虫歯の宣告を受け、その後どういった治療内容&金額が提示されるかに構えていたので、予想外のコメントに戸惑いながらもこう答える



すると



B;うん、でもコイツが原因だよ


    親知らずはどんどん出てくるからね


  前よりでてきたから、痛みが出たんじゃない?


  今のうちに抜いといた方がいいよ


  今後もしもっと派手に出てきたら、大変なことになるよ



と、親知らずに関する一般的なコメント



さすがにぼくももうアラサーの大人


それくらいは知っている



もちろん自分に親知らずが生えていることも知っていて、将来痛くなって抜かなきゃいけないリスクがあることを承知で、現在(も)放置しているのだ




M;あ、それは知ってるんですけど、ここ5~6年ずっとこんな状態なんですよ


    だから放っておいても大丈夫だと思います



B;いやいや、抜いといた方がいいよ


   ほら、あれ見して



と、Yに指示が入り、Yの携帯(おそらく個人携帯笑)で、親知らずが真横に生えてきた状態の口内レントゲン写真の画像を見せられる



まあ、もちろんこのような例があることも知っている



いくらベトナムのことを知らないよそ者(外国人)だからと言って、健康に関する一般的な知識くらいはあるぞアンタ



ちょいと外国人をナメ過ぎではないかい



と、思いながらも、おそらくこの先生や看護師さんに悪気は一切ないので、一旦受け止める




しかし、親知らずが生えてきたことを知った時から一貫して ”もし痛くなったら抜けばいいや” という考えに従って生きてきたぼくの信念は、そう簡単には曲がらない




M;おっしゃることは分かりました


    でも、”将来さらに生えてきて、痛くなる可能性がある” ってことでしょう?


    ひとまず今は抜く気はありません



B;”可能性がある” なんてもんじゃないよ、”絶対痛くなる!”



M;(お、おお…かなり言い切るな)



もう少し言い返そうかとも思ったが、この先生の絶対に折れそうにない口調と、その日の自分の現状(営業終了後、好意で診てもらっている)を鑑み、一旦折れることに



しかしそうなると一点、腑に落ちない部分が



そう、虫歯はどうなのかということ



ぼくの目的は、あの部分の虫歯(少し茶色に変色したとこ)を治してもらうこと



話が、親知らずから一向に虫歯の方向へ向いてこないので、ストレートに聞いてみることに




M;分かりました


   でもじゃあ、原因が親知らずってことは、この茶色はなんなんですか?


   虫歯だと思うんですけど…




B;ん?ああ、ここかい?


   これはね…



と、ぼくに手鏡を持たせて自分でも確認できるようにして、説明を始める



B;これは虫歯じゃないよ



M;……え!?、、、む、虫歯じゃない??


   でもここちょっと茶色いじゃないっすか?  



B;ああ、これはね、以前歯を治した跡だよ


   詰め物で歯を一度治すと、段々詰め物の色が変わってくることがあるんだ


     ここは詰め物の色が変わってるだけだよ


  虫歯じゃない



M;(えええーーーー!!?マジかーーー!!!)


       (……超嬉しい♪笑)




なんとなんと、自分は虫歯だという事実を自分で受け止め、「死ぬときは武士の名に恥じぬよう、潔く」と、腹を括ってローカル歯医者へやってきたぼくでしたが、なんと虫歯ではなかったのです笑



喜びで、自然と少し高くなったトーンで




M;なんだ、そうなんですね


    虫歯じゃなかったんだ、安心しました



B;そう、この歯は虫歯じゃないから大丈夫


   それより君の問題は親知らずだよ


      今のうちに抜いとかなきゃ


      痛いんでしょ?



Y;そうそう、先生のいう通りで、今のうちに抜いといた方がいいよ


      さっきの画像見たでしょ?




…いや、ぼくの脳内神経は、あくまで虫歯がある前提で稼働していたので、実は何となく痛い気がしていたに過ぎないのだ笑



もちろん、虫歯がないと分かった以上、親知らずを抜く気なんてさらさらない



抜くとしても、それはやっぱり日本で抜きたい笑



ただ、この場を支配する、この先生と看護師(おそらく善意で言ってくれてるのだが)から上手く逃れねば…



M;分かりました、一旦持ち帰り、少し考えさせてください


      また後日連絡します


    あとちなみに、親知らずを抜くといくらかかるんですか(もっとも重要な質問)



B;OK


      親知らずは1本抜くと3,500,000VND(約1万7000円)だね!


   また連絡してよ


   ちなみに、親知らずの抜歯は午後からはできないから、午前中来てね



M;(3、、、3,500,000VND…けっこうするなぁ)

    (こりゃ持ち帰り、からのスルー1択だな笑)


  わ、わかりました


  また考えて連絡しますね



と、ひとまず虫歯がなかったこと&親知らずを抜くことを回避したことへの安堵が心を満たしていたが「せっかく来たんだから、診察だけじゃもったいないし、ついでに歯のスケーリングでもしてもらおう」と考え



M;あ、じゃあ今日はスケーリングだけしてもらってもいいですか?



と聞くと



B;いや、それはできない


Y;今日はもう営業時間は終わってるの


      診察だけ



と、サラッと断られる笑(そこは断るんだ笑)



しかし、「わざわざ来たのに、ちょっと勿体なかったなー」なーんて考えながらも、素直に処置室を出て、会計をすべくエントランスの受付へ行くと



L;今日は診ただけだからお金は要らないよ



と。




マジか!!



こりゃ日本 or 日系のクリニックだったら、完全に診察料とってるぞ



そもそも抜歯の料金だって、相場を知らないから何とも言えないが、もしかしたら安いのかもしれない



そう考えると、なかなかいい病院だったな



半ば強引なわがままを聞いて、終了後にも診察してくれたし、看護師さんや先生もみなフレンドリー



そして診察だけということで請求もなし


(後で調べたら「診察・スケーリングは無料」ということが分かりました。料金表にも明示されてるみたいですが、今回は時間外ということもあり提示されませんでした)



実際に治療は受けていないので、腕の方はどうかわかりませんが、今回に関してはすこぶる好印象でした



少なくとも、今後もし虫歯等で歯医者に行かなければならなくなったときは、またここに行こうと思います



そして、ぼくが病院の出入口を出ると、スタブロセットしてたんじゃないかってくらい、すぐさま従業員達が病院から出てきました笑


(ぼくの対応をしてくれたY看護師も、ぼくの対応終了後すぐさま出てきました笑)



で、仕事終わりの解放感に包まれた看護師さんたちと世間話をしつつ、バイクの準備をし、帰路へ着いたのでした







…治療に関する大した情報は得れませんでしたが、少なくとも看護師さんや先生など、スタッフみんながフレンドリーなのは間違いありません



フレンドリークリニック、、、いや「ラブリークリニック」おすすめです

(今後もし親知らずが激痛を発し、抜歯を逃れられなくなった際は、この時の浅はかな自分の考えを悔いながら、またこのブログでご報告します)


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[クリニック情報]

・院名;Lovely Clinic(ラブリーデンタルクリニック)

 住所:145 Calmette street,Thai Binh ward,District 1,Ho Chi Minh city,Vietnam

 電話番号:0901 414 559

 営業時間:8:30~20:00 (日曜休)

 料金:250,000VND~(診察・スケーリング無料)

 URL:https://nhakhoalovely.com/

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