ベトナムで盗難被害に遭う!!②ガチver


どうも


元公務員、現在ベトナム在住のMiraiです。


以前のカシューナッツの盗難の記事で少し触れましたが、前回とは比べ物にならない盗難被害に遭いました笑



…しかもカシューナッツ盗難被害の翌日笑



ホンマ、どんなけついてないんよ笑



そして、今回盗まれたものはといいますと、、、



ズバリ、






携帯電話!!

iPhone(XS)!!




はい

皆さんもご存知の通り、海外で日本人が盗まれるものの代表格ですよね笑



ただ今回はすごかった


後述しますが、今回は相手が凄すぎた




、、、、敵ながらあっぱれでした


…というのも、携帯電話を




「スられた」





のです





それもズボン(タイト目のスーツ)の左前ポケットから…





元警察官が、、、


元刑事が、、、、



しかも警察署では盗犯係として、窃盗事件を専門に捜査・取調べ等をしていた!(実際にかなり手練のスリ犯の捜査・取調べ等もありました)




、、、にも関わらず笑



…スられましたね笑



はぁ~、、、


いまでも犯人のことを思い出すと腹ただしく、盗られた後のことを思い出すと気分が落ち込みます笑


しかし、落ち込んでばかりもいられません!



同じような目に遭う、さらなる被害者を減らすべく、このブログを通じて情報共有できればと思います


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時を遡ること、3ヶ月と少し



事件発生は、6月も間近に迫った、とある週末金曜日の夜



1週間の仕事を終えたぼくは、華金を楽しむべく、先輩と一緒にホーチミン屈指の飲み屋街へ繰り出しておりました



そして店を梯子すること3件



いいぐらいにお酒もまわり、ほろ酔い気分となった23時30分前ころ


程よくいい時間で、翌日も朝から予定があったため、飲み会はここでお開き


Grabで帰る先輩を見送った後、自宅まで徒歩10~15分くらいだったため、ぼくは歩いて帰路へ



順調に歩を進め、自宅周辺まで帰り着く


このとき既に23時30分過ぎ

自宅まで残り徒歩3分、といったところで、近所のファミマの光が見える



飲み会帰りにコンビニへ寄ってしまうのは、ヒトの習性だろうか(←完全にぼくの習性です笑)



ファミマへ立ち寄るも、この時間にしては珍しく客が多い



ペットボトルの水と、翌朝の朝食用におにぎりを一つ手に取り、レジへと並ぶ


案の定、レジも3~4人並んでいる


そしてこのときのレジ担当



このファミマの中でも ”際立って仕事が遅い「角刈りバイトボーイ」”
(近所ということもあり、日常的に使っているためここの店員に関してはほぼ把握してます笑)



もうレジさばきが遅い遅い笑



しかしここはベトナム、他の店員は表におらず(おそらく休憩中なのだろう)、ヘルプに来る様子もない


角刈りボーイはひとりでレジ対応を続ける



まぁでもこんなことは日常茶飯事で ”めんどくせぇな” と思いながらも、ポケットから携帯電話を取り出し、待ち時間を潰す




と、ぼくの番まであと1人、となったところで、ペットボトルのジュース1本持った ”露出多め・見るからにお水の姉ちゃんのような黒色ブラウスの女性” がひとり


「これだけ買うね」


と言って、強引に割り込んでレジにお金を置き、店から出ていく



このファミマ、ホーチミンの繁華街から少し離れているため、この姉ちゃんの服装は明らかに浮いている


この近くの人ではないだろう


おおよそ、夜のお仕事帰りなんだろうと想像


一方、全く対応できていないだろう角刈りボーイ


でもまぁお金が足りていないということはなさそうだ



角刈りボーイはこの女性の精算は後回しにするようで、お金を脇に寄せ、次の客の対応にまわる

一方この女性はというと、店を出てから一度店内を振り返ったものの、知り合いであろうベトナム人が乗るバイクの後ろへまたがり(二人乗り)、どこかへ行ってしまった



この少し不自然な状況に、現時点、ぼくはまだ何の疑いも抱いていなかった


強いて言えば「早くしろよ角刈り!相変わらず仕事遅えな」ぐらいものである



そしてとうとうぼくの番がやってきて、角刈りが毎度のようにモタモタしながら会計を進めていく



時間はかかったものの、飲み会終わりに吸い寄せられるようにして入ったコンビニでの買い物を無事に終え笑、店を出る

翌日も朝から仕事(副業)だ


あとは自宅へ帰ってシャワーを浴びて寝るだけである




そんなことを考えながら、自宅へと歩を進める



ちなみにファミマから自宅までの、時間にして徒歩約3分



そう、本当に目と鼻の先なのだ



…しかし、事件はここで起きる



前職時代、交通事故の約半数が自宅から半径500m以内で起きると、よく広報したものである笑




ファミマを出てすぐ、道路を問い面へ渡る



すると、歩道を自宅方向へ南進していると、車道後方からバイクが走ってっきて、ぼくの隣につける



…そう、さっきの姉ちゃんが後ろにまたがった二人乗りバイクだ



暗くてはっきり確認できないが、前に座っている運転手は小柄なベトナム人男性もしくはベトナム人女性だろう(運転手の服装は至って普通)



バイクもそんなに大きくない



すると後ろの姉ちゃん、バイクにまたがったまま


「マッサーマッサー」


とぼくに向かって呼びかけてくる

*この時間にセクシーな格好した姉ちゃんが言ってくるこのワードは、所謂 ”性的なマッサージ” を意味する



いくら酒の入ったぼくといえど、自宅まであと徒歩2分の距離でマッサージの誘惑に屈する訳がない



何より明日も朝から仕事なのだ


さっさと帰って寝たい



そして何よりこの姉ちゃん、そんなに可愛くないのだ笑


多少露出の多いセクシーな格好をしてるとはいえ、これではぼくの心は全くなびかない笑



そしてこういうときは、みなさんご存知の通り、インドの100%ダマしにくるクソしつこい客引きと同じく、無視を決め込むのがセオリー



バイクに横付けされたときに向けた視線を戻し、自宅方向へ向かって歩き続ける



しかしこの姉ちゃん、なかなかしつこい


バイクを降りて、ぼくの隣につき


「マッサーマッサー、少しだけ、ちょっとちょっと」


と英語で話しかけながら並走してくる



ちょうど南進するぼくの左側を並走してくる感じだ



ぼくはといえば

「この辺で置屋、もしくは流しで抜きでもやってんのかなぁ」

「こんな街の外れでも、あるんだ」

「熱心なこって」


と、他人事感MAXでそのまま歩き続ける



しかしまだ諦めない姉ちゃん


「マッサーちょっとだけ、安い安い」


などと勧誘を続けてくる



ちょうどこの時、自宅へと帰るべく、ヘム(Hẻm=名前のついた大通りではないベトナムの小道、ここ以降は住所番地がないこともよくある)の入り口へさしかかったため


「オレの家、すぐそこだから、マッサージいらない」


と言って通りから曲がり、ヘムへと入る



しかしこの姉ちゃん


「私の家もこっちだから」


とかなんとか言って、ヘムの中までしつこくついてくる




(ウソこけ、お前ん家もこっちとか、んな訳あるか)

と内心思いつつも、再び無視を再開し、ヘムの中を自宅方向へと進む




…と、このとき姉ちゃん、突然足をひねり(このヘムは道が悪い)ぼくの方へ倒れかかってくる



そう、夜の姉ちゃんらしく、無駄に高いヒールを履いていたのだ



無視を再開したぼくでしたが、さすがに自分の方へ倒れかかってくる姉ちゃんを、咄嗟に両手で支える



もはや思考や感情というよりも、反射神経レベルの話だ



必然的に、姉ちゃんとの距離が近くなり、ほぼ身体が密着する形となる


幸いコケることはなかった姉ちゃん



ぼくは姉ちゃんのよろけた身体を、支えた両手で立て直し、密着していた時間が終わる



この時間、長くみておよそ2~3秒



体勢を立て直した姉ちゃん、先程のしつこい勧誘から打って変わり


「ごめんねー、バイバーイ」


と、踵を返す



その先には、先程のバイクの運転手が、発車準備万端で、バイクを道路側に向けて待っている



姉ちゃんが小気味よくバイクの後ろにまたがると、そのまま通りへ出て南方へ走り去っていった





このときぼくは


「なんや、しつこかったのに、えらいスッと帰ったな」


なーんて思っていた




…いやいや、そんなことはどうでもいい


明日も朝から仕事なのだ


さっさと帰って寝よう




再び自宅へと歩を進めるぼく



約2分後、ヘムの奥地にある自宅へと到着



時間は日付をまたぐ前、23時40~50分ころだろう



実はぼくが住んでいるのは、大家さんの自宅の一室を借りて住んでいるという形(ホームステイのような感じ)なので、玄関が南京錠で内側から施錠されシャッターが降りる時間(=門限)があるのだ



ウチの門限は大体23時(大体というのがベトナムらしい笑)



門限より遅く帰るときは、玄関についたら大家さんに電話し、南京錠を開けてもらう契約になっている



この日も例外なく、既に玄関がバカでかい南京錠で施錠され、シャッターが降ろされていた




玄関前に着いたぼく


いつものように大家さんに電話して鍵を開けてもらおうと、ぼくの定位置である、ズボンの左ポケットの中から携帯を取り出そうとすると、、、







、、、、え?…





、、、、、、ない?……





そう、必ず定位置であるズボンの左ポケットに入っているはずの携帯がないのだ



あれ?なんでないんや


どっかに置いてきたとか?


もしかして、さっきファミマに寄ったとき?


そういやレジ待っとる間、携帯いじっとったもんな


商品受取るとき、間違ってレジに置いてきてもたんかもな






などと、考え直し、再度帰ってきた道を、ファミマ方向へ戻る




…と、途中であることに気づく






そういやあの姉ちゃん、倒れかかってきた後、やけにスッと帰ったよな、、、




…え、、、まさか、、、、








”クッソー、マジかマジかマジか” と、最悪のケースを思いついたぼく



既に身体は走り出していた




まずは姉ちゃんを支えたヘムの入り口近く



街灯である程度明るかったが、携帯が落ちている様子はない




一縷の望みを掛け、ファミマへ戻って角刈りに尋ねるも、きょとんとされるのみ






…スられた、、、




…最悪や、、、






もうこのときの絶望感といったらない



幸い、となりの家の兄ちゃんが外でタバコ吸ってたので、事情を話し、大家さんに電話してもらえたので、家には入れた



でも…



携帯盗まれると、こんなに落ちるんや…


これから仕事でもPBでも、一切誰とも連絡がとれない


寧ろ、毎朝携帯のアラームで起きていたので、酒の入った状態で寝て、明日の朝ちゃんと起きれるかどうかも分からない



しかもベトナム渡航前に、分割払いの残金10万円ほどを一括で精算してきたiPhone XSである



このときのへこみっぷりといったら、なかった笑



自室へ帰ったぼく



ひとまず連携しているMacbookで、iPhoneを探せを発動させる



…が、そんなのはもちろん、既に電源が切られている



電源が入った瞬間にGPSが作動するように設定だけするも、これは単なる二次被害の防止策に過ぎない






…やってもた、、、




…ホンマ最悪や、、、




…でも、本当に全く気づかなかった


ズボンの後ろポケットに入っていたならまだしも、前ポケットだ


しかも割とタイト目のスーツである



いくら酒が入ってたとはいえ、ほろ酔い程度の段階だ



ファーストコンタクトの声掛けから並走、足をひねって倒れかかり、スムーズにバイクで走り去る



何より、あのほんの2~3秒の間に、ズボンの前ポケットから ”スリ盗る” 技術



敵ながらあっぱれである



思えば、ファミマのレジに並んでいた時点で、ぼくの手に持つiPhoneを見て、狙っていたのかもしれない




2人一組でバイクに乗り、ホーチミンの週末夜を駆け回り「ひとりでいる男」「酔っ払い」「外国人」をキーワードに、カモを探すのだろう



この手口の犯人にしてみれば、ぼくは間違いなく3拍子揃った優良物件だ笑



しかも携帯の中でも高価なiPhone 保持者ときた



確かにぼくが犯人なら、こんなやつを狙わない手はない笑





しっかしなー



元刑事がなー



携帯スられるとはなー



完全にスラれたなー



刑事目線の犯罪手口からしても、完全にスリ(ズボン左前ポケットから ”スリ盗られた”)だなー笑





…笑笑笑









ホント、自分でも情けないっす




でも、これだけは言いたい




あっぱれベトナムの姉ちゃんスリ師!笑


あんたの腕はホンモノだよ、あんま可愛くないけど笑




あんなのが、もし日本にいたらと思うと、正直ぞっとする




…と、まあかなり長くなってしまいましたが、こんな感じで携帯をスられました

(翌朝、GPSの発報履歴を見ると、朝5時ころにHCM市内の遠く離れた場所で発報していたので、盗まれたことは間違いありません)



また、最近コロナの影響でベトナムでも失業者が増えており、ぼくが遭ったようなお色気まがいのスリや、バイク使用のひったくりなどが通常より増えています(被害品は主に携帯か財布)



これ、ホントの話で、ぼくの周りでもしょっちゅう被害に遭ったって話聞きますし、なんならベトナム人でも盗られてます笑




ベトナムでは割と日常な窃盗被害



「旅行」ではなく「移住」していると、どうしても常に警戒心100%で生活することができなくなるので、不運にも被害に遭ってしまうことがあります





そんなとき、ベトナム人はどういう捉え方をするか



「xui xẻo/運がなかったんだね」

「của đi thay người/身体の代わりにモノがいっちゃったんだね」


…なんかポジティブ笑




日常的に起こる窃盗被害に、いちいちへこんでたら持たないのでしょう笑



ホント、今回携帯を盗まれたことで、この言葉を何度ベトナム人の友達に言われたことか笑




こうした言葉を掛け、一緒に飲みにいって励ましてくれたあるベトナム人に



「lần này có “xui” thì sắp có “hên” rồi/今回は運が悪かったから、すぐラッキーがくると思うよ」



なーんて言ってたところ、その翌週



「…携帯盗まれた(電話してたら、バイクにひったくられた、しかもiPhone Ⅺ)」



って言って来ました笑(もちろん、上記同じ2つのフレーズで励ましました笑)



みなさん、ベトナムではくれぐれも窃盗にはお気をつけください



ベトナムの警察は捜査できません(しません笑)



被害に遭わないのが一番です!






ぼくも、今後はものすごーく気をつけます
















それでは!


P.S
携帯を盗られたことに伴い、LINEのデータがすべて消えてしまいました泣
以前のアカウント(調子に乗った男がジャンプしてる画像笑)では連絡がつかなくなってしまったので、本ブログの問い合わせやコメント、各種SNS等、別の手段で連絡いただけると幸いです
(新しいアカウントは、調子に乗った男がサングラスしてる画像です笑)



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