ベトナム語を学ぼう
~ベトナム語の発音③子音~

〜ベトナム語の発音③子音〜

Chào mọi người!


どうも!

元警察官、現在ホーチミン在住のMiraiです!!



はい!大人気のベトナム語を学ぼうシリーズ笑

前回は ”母音” について勉強しましたが、今回は、、、なんと、、、

「子音」!!(どーん笑)

について解説していきます


”えー、ベトナム語の発音難しくてもう無理だよ〜涙”
”声調と母音で既にお腹いっぱい…”

というそこのアナタ!!


朗報です!

なんと、この子音!


簡単です!(イェーイ♪笑)



出ました!ベトナム語の発音で初の ”簡単” な項目笑



なので、ベトナム語の会話において(初期は特に!)、ぶっちゃけあんまり気にしなくても大丈夫♪

今回は肩の力を抜いて、気楽にいきましょう!

ベトナム語の子音

ベトナム語の子音ですが、全部で27種類の表記があります!

なんか多そうに見えますが、英語も22種類あるので、そんなもんです


そしてあくまで ”表記で27種” なので、発音ベースだと約22種になります♪(後術しますが北部弁・南部弁でペアが少し変わります)


そして日本語や英語の子音と同じ発音のものが大半です→故に簡単!

以下ベトナム語独特の発音や注意すべき点を中心に解説していきますが(赤で*印付けます)、ホント気楽に聞いてください笑

b / v

まずは ”b” “v” です

これは基本的に英語と一緒で、bは普通の日本語のように*バー(ba)vは英語の v と同じで下唇を少し噛んでヴァー(va)です
*以下、イメージしやすいように強引に一番近いであろうカタカナに直してるので、100%正確ではありません


英語と同じで v の発音だけ意識するだけですね!簡単♪

この調子でいきましょう!


※単語例:ba / 3(数字のさん) 、vâng / はい(北部弁の応答詞)

*c, k, q / kh

次は”c, k, q”、そして ”kh” です

どちらもカ行ベースの発音になります

最初の ”c, k, q” は日本語のカ行と同じでカー(ca, ka)となります

ただし、”q” については 常に “qu+母音” の組み合わせしかないので、qua でクゥアーとなります
*南部弁では “qu = w” となり、発音も w に小さい「ぅ」が入った、ゥワー(qua)となります


そして ”kh” ですが、これは少し注意が必要で、“k” のカ行の発音に “h” を加えた「有気音(息を吐く音)」となります

イメージとしては、カハァー(kha)という風にカー(ka)という音を息を吐きながら喉を鳴らして発音するイメージで発音します

有気音(=息を吐きながら発音する)という概念は日本語にはほとんどないのでイメージし辛いですが、ここは頑張りましょう!笑

…とかいってるぼくも、この有気音の発音はめっちゃ苦手です笑


※単語例:cá / 魚、kẹo / 飴、 qua / 過ぎる・通過する、khá / かなり

有気音、日本人には馴染みがないですよね
有気音、日本人には馴染みがないですよね


cf
余談ですが、“không(いいえ、No)” という単語だけは “k”ベースではなく”h”ベースで発音することもあります

どういうことかというと、”không” という単語を聞くと「コン(k が強い)」と聞こえる場合と「ホン(h が強い)」があります

これは男性・女性の違いと言われており、

・男性…「コン(k が強い)」と発音する人が多い
・女性…「ホン(h が強い)」と発音する人が多い

そうです

ですがこの例に当てはまらないベトナム人も沢山いますし、ぼくも「ホン(h が強い)」風に発音してます笑

男女の違いってより、その人のクセみたいなもんですね

ch, tr

次に ”ch” と “tr” です

これは日本語のチャ行と同じです

なので “cha”, “tra” でチャーとなります

日本語や英語的に見ると、”tr” は t が入っているので、ついタ行で読んでしまいたくなりますが、そこは慣れてください笑


※単語例:cha / お父さん(南部)、 trà / お茶

*d, gi, r

次は ”d”, “gi”, “r” です

”d”, “gi”, “ra” は日本語のザ行となります

なので ”da”, “gia”, “ra” でザーとなります

これも日本語・英語的に見るとザ行とは取りにくいですが、慣れましょう笑

*”d” については南部では発音が全く変わり、ヤ行(y) の発音となります
”r” についても南部では発音が全く変わり、英語のように巻き舌を使ったラ行となります


※単語例:dạ / はい(南部の応答詞)、 gia / 加える。 ra / (外へ)出る

đ

次は ”đ” です

ベトナム語ではこれがいわゆる英語でいう「D/ディー」なので、そのままダ行の発音となります

”đa” でダーですね

これはそのままなので簡単ですね♪


※単語例:đá / 氷

g , gh

次は “g” と ”gh” です

これは日本語のガ行と同じなので、 ”ga” でガーとなります(ghaという言葉はない)

また、g + i / e / ê の母音が来る時は表記状 ”h” が加わり、 “gh” となりますが、発音はそのままガ行です


ただし、 “gi” の時だけギーではなく「ジー(zi)」となります(gh+母音のパターンは前述の通りザ行)


※単語例:ga / 駅、 ghi / メモする

h / l / m / n

続いて “h”, ” l “, “m”, “n” です

これらは日本語と同じなのでさくっといきましょう

読んでそのまま、”h” はハ行、”l” はラ行、”m” はマ行、”n” はナ行と同じです

なので、”ha” でハー、”la” でラー、”ma” でマー、”na” でナーとなります(簡単♪)


※単語例;hai / 2(数字の二)、lá / 葉っぱ、ma / おばけ、na / 釈迦頭・バンレイシ(←果物の名前です!めちゃ美味い♪笑)

*ng , ngh

次は ”ng” と “ngh” です

これは基本的に “g” の音を尊重したガ行ベースの頭に「ン」の音を少し加えた音となります

なので “nga” で ンガー、となります

これも最初は少し違和感があるかもですが、ガを少し鼻にかけて発音するイメージです

また、ngh+ i / e / ê の母音が来る時は表記状 ”h” が加わり、 “ngh” となりますが、発音は “ng” と一緒です(先ほどの ghi と同じですね!)


※単語例:Nga / ロシア、nghi / 疑う

nh

次は ”nh” !

これは簡単で、日本語のニャ行と同じです

なので、“nha” でニャーとなります

 
※単語例:nha / 〜ね!の文末詞(南部弁)

p / ph

お次は ”p” と “ph” です

まず ”p” ですが、日本語のパ行と同じなので、“pa” でパーとなります

ですがこの ”p”、地名や外来語にしか使われず、他は全て次の ”ph” となります


そして ”ph” ですが、これは英語の「f」の音と同じで、”pha” でファーとなります

ポイントとしては、fの音と言いつつも、”h” の音が入っているので、しっかり息を吐いて「ファー!」と言いましょう!


※単語例:patê / パテ、pha /(お茶を)入れる・注ぐ

s, x

次は “s” と “x” です

こちらは基本的に英語の「s」の音と同じで、”sa/xa” でサー、となります

ですが、ときどき “x” をシャ行で発音するベトナム人(”xa” でシャー)もいます

また、中には “x” じゃなくて “s” の方をシャ行で発音するベトナム人もいるなど、もうカオスです笑


とはいっても、こういった人は少数派なので原則は ”s, x” は「s」の音として覚えておきましょう


※単語例:sả / レモングラス、xa / 遠い

*t / th

ラストは ”t” と “th” です

遂にラス1までやってきましたが、ここで非常に残念なお知らせです…涙

なんと!、この ”t” と ” th” の発音が子音の中で最も難しいのです!!

「最後くらいスッと終わらしてくれよー…」、と思うかもしれませんが泣いても笑ってもこれで最後

気合入れていきましょう!


ということですが、 ”t” も ”th” もベースは同じタ行です

しかーし、普通の日本語のタ行ではありません

”t” は無気音のタ行(息を吐かない)

”th” は有気音のタ行(息を吐く)

のです!


なので、一番近いカタカナに直せば ”ta” も “tha” もター、となるのですが、これでは通じません泣

というのも、日本語の普通のタ行は、このベトナム語の ”t” と”th” の間くらいなので、普通に日本語的に発音してしまうと、ベトナム人にするとどちらか分からないのです…


ここで、有気音・無気音とか言われても少しイメージし辛いと思うので、コツを教えておくと

・”ta” はtの時に舌を上の前歯の裏に少し付けてから「ター」

・”tha” はhの音を入れるために、しっかり息を吐きながら「タハー」

というイメージです!


正直、日本人にとってこれは難しい…

例によって、これもぼくは苦手です苦笑


※単語例:tai / 耳、thả / 放つ・釈放する

まとめ

はい

ベトナム語の子音はどうだったでしょうか?

「簡単って言ってた割にはけっこう難しいじゃん」「特に最後!!」と思うかもしれませんが、心配することなかれです


なぜなら、、、これまでやった声調母音の方が100倍大事だから」

子音ももちろん大事ですが、まずは声調と母音がしっかりできれば問題ありません

子音や次回解説する末子音などは、もっと高度なレベルで会話するようになってからで大丈夫です!(ただ、正確にはこうなんだよ、ってのは知っといてもらいたいですけどね)


と、いうことで、今回「子音」はここまで!

次回はとうとうベトナム語の発音も最終回「末子音」です




ではまた!

子音よりも声調や母音の方が大事!


綺麗なベトナム語を話される日本人Youtuberさんです!ぜひ発音の参考に♪

・北部弁:Trái tim chàng trai Nhật(kiki さん)

https://www.youtube.com/channel/UC0Ni6aKVaLnvt7hwLGxRROQ

・南部弁:aNcari Room(acariさん)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: AAUvwnhpUh2iu1m-_LQuBqm8axZp8cJnkZOzJe78djynuA=s88-c-k-c0x00ffffff-no-rj

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